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同社によると反応は上々で、オープン時点で入居率が90%を超えるなど、通常より早いペースで申し込みが進んだという。
ソーシャルアパートメントへの広範な支持は、新たなコミュニケーションのスタイルへの支持であり、まさに時代の流れに沿っているといえる。かつての社員寮を転用したこうした物件の活用方法などは、一等地に優良な物件を持ちながら上手に手放すことができない企業にとっても参考になるだろう。
住まいや乗り物など、昔からある伝統的なサービスほど、革新的なことをやりにくいのが日本社会の現実である。だが、発想を転換すると、こうしたサービスほど身近で潜在的なニーズがあり、新たなサービスが受け入れられる余地がある。ベンチャー企業が斬新な発想にもとづいて大胆な動きに出ているのはそうした点に着目しているからでもある。
さまざまな人たちとの出会いや交流をはじめ、国籍や言語を超えた交流など、入居者同士の多様なコミュニケーションが生まれることは、ご近所づきあいが希薄化した現代、あらたなコミュニティ作りの観点からも注目されている。こうした動きは今後も活発に出てきそうだ。
(文=編集部)
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