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「突発性難聴」は2週間が経過すると回復困難に(depositphotos.com)
健康情報を扱う仕事に就いて驚いたのは、「耳鳴り」や「難聴」など耳のトラブルを抱えている人が非常に多いということだ。高齢になると耳が遠くなることは、よく知られている。しかし、耳のトラブルは年齢に関係なく起こっている。
今年6月に、男性アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛が「突発性難聴」で入院した。過去にも、歌手の浜崎あゆみ、人気ロックバンド・サカナクションの山口一郎、お笑い芸人の千原ジュニアが突発性難聴になったことを公表している。
耳のトラブルの問題は、聞こえづらさ以外にもある。「キーン」という高音や「ジージージー」とセミの鳴くような音がうるさくて、眠れなくなるといった例だ。
「異常なし」「原因不明」と診断されてもあきらめない
これまで耳のトラブルを抱える人に取材したなかでは、耳鼻咽喉科で「異常なし」「原因不明」と診断され、症状に苦しめられているにもかかわらず対処法がないと、途方に暮れているケースが非常に多かった。
ただ、あきらめる必要はない。西洋医学・東洋医学を問わず、さまざまなアプローチで耳のトラブルが改善した例が多数あったからだ。完全に消えることはなくても、日常生活に支障を来さないレベルまで軽減できる可能性は十分ある。
まずは耳鳴り・難聴の大まかな分類を紹介しよう。
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