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夫婦円満のための「たすけあい」とは?(depositphotos.com)
10月15日の「たすけあいの日」、11月22日の「いい夫婦の日」を前に「夫婦の“たすけあい”に関する調査」が行われ、その集計結果が発表された。
調査期間は2017年8月25日~29日までの5日間。対象は日本国内に住む20~59歳で、大学生までの子どもを持つ既婚男女、有効サンプルは1000名となっている(日本生活協同組合連合会[略称:日本生協連])調べ)。
このアンケート結果から見えてくる、「現代の夫婦像」とはどのようなかたちだろうか。
雇用機会均等法施行から30年あまりたっても「稼ぎは男性、家事や子育ては女性」
アンケートを見ると、「うまく助け合えている」夫婦は7割弱。妻よりも、夫のほうが「助け合えている」と感じている傾向がみられた。また、自分たち夫婦は「円満」だと答えたのは6割半で、「うまく助け合えている」夫婦では円満夫婦は9割に上った。この結果から、助け合いこそが夫婦円満の秘けつであるということが浮かび上がってくる。
では、どの点において、夫婦はうまく助け合えているのだろうか。
その項目の1位となったのは「ゴミ出し」(51.0%)であった。以下、2位は「買い物」(39.4%)、3位は「皿洗い」(37.2%)と続いている。10項目のうち、家計の収入は33.6%で5位。しかも、家庭の経済に関することは、その項目しか出てこなかった。
このように、上位に家計の負担といったことが出てこず、身の回りの家事にまつわることばかりが項目として並んだということは、雇用機会均等法が施行されて30年あまりがたった現在も「稼ぎは男性、家事や子育ては女性」という傾向が、いまだに強いことを示しているのではないだろうか。
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