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価格破壊で入手困難…GU、3千円台“本革シューズ”、外見&履き心地を忖度なしレビュー

文=二階堂銀河/A4studio
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GU「リアルレザーダービーシューズ」(3990円)

 大手ファストファッションメーカーのブランド・GUが、前代未聞の低価格商品を発売したとして大きな話題を集めている。

 その商品は、GU初のメンズ本革シューズ「リアルレザーダービーシューズ」(以下、レザーシューズ)。価格はなんと3990円で、本革を使用した革靴としては異例的な価格となっている。色はBLACKとDARK BROWNの2種類があり、サイズは25.0〜28.0cmを展開。ネットの書き込みやブログでは、ビジュアルや履き心地も良いとの評判だ。

 さて、本記事では実際に購入し、履いてみてその履き心地やビジネスパーソンでも使用できるかなどの感想を、レポートしてみようと思う。

購入しようとすると……反響大で在庫薄、すでにレアモノ商品に

 そもそも「ダービーシューズ」とは、革靴の靴ひもを通す部分であるアイレットタブが靴本体とは別個に縫い付けられているシューズを指す。独立したアイレットタブは自由に動かすことができて開きやすいため、足の出し入れが楽に行うことができる革靴だ。

 GUでは以前から合革(フェイクレザー)の「アクティブスマートダービーシューズ」という価格2990円のダービーシューズを販売している。今回のレザーシューズとはたった1000円という差額なのだが、なおのこと「リアルレザーダービーシューズ」の品質が気になってくる。

 さて、レザーシューズは人気商品という触れ込みだったため、まずは在庫確認をすべく近隣のGUに電話してみることに。すると、「本品はHPのオンラインストアから購入するか、GU実店舗であれば超大型店のみの取り扱い」とのことだった。

 近隣のGUは超大型店ではなかったため、改めて他店の超大型店に電話。在庫確認できたところで、実際にその店に足を運んだ。できればBLACKがほしかったのだが、その店舗ではBLACKがほぼ売り切れており、DARK BROWNがいくつか残っているという在庫状況とのこと。

 店員へのヒアリングによると、オンラインストアでは全色、全サイズ売り切れで、実店舗とオンラインストア共に入荷予定はなし、現品売り切りの予定だという。つまり、本品を手に入れたい方は超大型店にて現在残っている在庫を探しに行くしかないということである。

 店員は続けて「もちろん人気商品なので再販売も十分あり得るが、現段階でその旨の正式発表はない」とのこと。時機を待てば定番商品となって充分な在庫を用意してくれるようになるのかもしれないが、現段階ではすでにレア商品になっているといっていいようだ。

実際に購入し、デザインや革の質などをこの目で確かめてみた!

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牛革使用のスタイリッシュなデザイン!

 さて、色はDARK BROWN、サイズは27.0の商品を購入した。まず見た目については合革の「アクティブスマートダービーシューズ」と似ていて、よく見れば違いはわかるが、パッと見だとどちらがどちらだかわからない。

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タグには正真正銘「牛革」の文字

 また、“本革は本革だが牛革ではないというオチでは?”と勘ぐる方もいるかもしれないので念のためタグを調べてみると、どうやら安価な豚革などではなく正真正銘の牛革のようだ。ホームページにもその旨の記載があり、履きじわが目立ちにくい牛革を使用しながらも合皮のような蒸れにくさを実現しているとのこと。

 見た目が合革の「アクティブスマートダービーシューズ」とかなり似ているが、本革は繰り返し履いてこまめに手入れすることによって独特の経年変化を楽しめるもの。そうした点は前者と比べて価格差以上の価値は間違いなくあるだろう。

 そしてデザインはシンプルでスタイリッシュなため、汎用性が高そうだ。私服でのコーディネートを楽しめるのはもちろん、ビジネスパーソンが職場に履いていく一足としても十分通用するだろう。

 有名ビジネスシューズブランドにて3~5万円程度で売られている革靴と比べると、見た目の重厚感や光沢などは及ばないが、かといってチープに見えるということもない。

 また、メンズ商品ではあるが、合うサイズがあれば男性だけではなく女性が履いても大きな違和感はないかもしれない。

実際に履いてみて、履き心地などを体感!

 さて、実際に履いてみた。ソールはクッション性がかなり高くて柔らかい。革靴の中の形も一般的なもので、違和感はない。近所を散歩してみても、特段のストレスなく歩くことができる。長時間の歩行でも足が疲れなさそうだ。2層になったインソールが入っていて、それによって優しい履き心地が実現しているとのこと。

 ネット上のレビューでは「おろしたての履き心地は合革のアクティブスマートダービーシューズより硬い」といった意見もあるが、「インナー部分が一般的な革靴よりも柔らかく履きやすい」などの声が上がっていて、やはり同様の感想を抱いている方もいるようだ。

 店員に聞いた話によると、近年のGUは女性ものだけではなく男性ものもアイテムを増やしているとのことで、実際に店舗内を拝見したところ、確かに男物の商品も多かった。女性がメインターゲットというイメージがあるかもしれないが、男性も気軽に入店できるブランドなのである。

 また、GUを運営するファーストリテイリングが発表した2021年8月期第1四半期の決算では、GU単体の売上収益は765億円、営業利益は136億円とどちらも前年同期比増収増益を記録している。キャンペーン商品やマストレンド商品、在宅需要にマッチした商品の販売が好調だったようだ。

 このように今後の躍進と事業拡大が期待できるGU。本記事で取り上げた好評発売中のレザーシューズは、そのGUが展開する商品の一部なので、まだGUに馴染みのない方は試しにお店に入ってみてはいかがだろうか。

(文=二階堂銀河/A4studio)

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A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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