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2023.06.02 19:33
2018.06.09 16:45
石原結實「医療の常識を疑え!病気にならないための生き方」
重症時にO型の人が「死ににくい」理由…血液型と人の特性に関する研究
しかし、やむを得ない場合、下記の表のように輸血を行うことができる。
つまりO型の血液の人はA型、B型、AB型、O型のすべての型の血液の人に輸血できるが、AB型の人はAB型以外の人には輸血できない。
A型、B型、AB型、O型の血液型は「表現型」で、「遺伝子型」は、
A型=AA、AO B型=BB、BO
AB型=AB O型=OO
で、「A型」「B型」は純粋な型(AA、BB)と、O型の特性も併せ持つ型があることがわかる。よってA型同士が結婚しても、両者とも「AO」の遺伝子を持っているなら、
AO×AO=AA(A型)、AO(A型)、OA(A型)、OO(O型)
のように、メンデルの法則に従い、4人の子どもができたなら、確率上は3人がA型で、1人はO型ができる。B型同士の場合、同様に3人がB型、1人がO型となる。
AA型やBB型の遺伝子を持つ両親からは、それぞれAA(A型)、BB(B型)しか生まれない。
同様にAB型とA型の両親からは、
AB×AA=AA(A型)、AA(A型)、BA(AB型)、BA(AB型)
AB×AO=AA(A型)、AO(A型)、BA(AB型)、BO(B型)
となる。
よって両親の血液型で生まれてくる子どもの血液型は、下記の表のようになる。
これ以外の血液型が子どもに表れた場合、最近も問題になった「赤ん坊の取り違え」や、「婚外子」(男親が違う)として問題になるわけだ。
(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)
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