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吉野家・すき家・松屋、今秋の要注意商品6選!塩分過多?タケノコがトラップに?

文=A4studio
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吉野家の店舗

 牛丼チェーンといえば、手軽に安価でおいしい牛丼を食べられ、特に平日の昼時は多忙なビジネスパーソンに愛される外食チェーンだ。大手3社の吉野家すき家、松屋は駅前にも数多く展開されており、多くの方にとって馴染みがあるだろう。

 昨年度の通年業績では赤字を記録した吉野家ホールディングスと松屋フーズホールディングスは、今年度第1四半期の連結業績ではプラスに転じている。また、すき家を展開するゼンショーホールディングスの純利益も前年同期比プラス約75億円と、3社とも好調な業績といえる。

 そんな牛丼チェーン各社は、おいしいメニューを多く展開して人気なのだが、なかには残念ながら、人によってはおすすめできないメニューも存在する。今回は、そうした要注意商品を独断で6品ピックアップしたので、その理由と共に紹介していこう(価格は税込み)。

吉野家/月見牛とじ御膳(並盛)/657円

 昨年、秋限定で販売してヒットした吉野家の「月見牛とじ御膳」。その好評を受けて、今年9月3日からは「月見牛とじ丼」なる新商品とともに新発売することとなり好評を博しているのだが、本品に限っては好評ばかりではないようなのだ。

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「牛丼」大盛ぶんの牛肉を2個分の溶き玉子で綴じ、甘辛い特製すきやきたれと月に見立てた生玉子が特徴の本品だが、一部SNS上では“味が濃いめ”“ちょっとしょっぱい”“タレがしつこい”と味付けに不満の声を漏らす方もいる。

 その評判の真偽を確かめるべく食べてみると……味はもちろんおいしいのだが、確かに味付けは濃いめ。新商品で同じく月見シリーズの「月見牛とじ丼」は比較的あっさりしているにもかかわらず、本品はなぜか塩気が強い。塩分を気にしている方にとっては要注意商品だろう。

吉野家/鯖みそ定食/657円

 続いては、同じく吉野家から「鯖みそ定食」をご紹介する。脂がよく乗った鯖はじっくり煮込まれ、赤白の合わせ味噌で合わせていて骨ごと食べられる。ご飯との相性が抜群の定食だ。

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 牛丼チェーンとしては珍しい煮魚定食で、体に良いことを売り文句にしているのだが、ネット上では“塩分も多いし、必ずしも体によくないのでは”と疑問視する声が出ている。

 確かに栄養成分表を見てみると、実際はなかなかの数値を出していて、エネルギーは878kcal、食塩は7.5g。ちなみに牛丼並盛は635kcal、食塩2.7gだ。味はもちろんおいしく、生臭さなどもなく、骨ごと食べられて非常に食べやすいのだが、減塩生活を余儀なくされている方には少々おすすめできないだろう。

すき家/サーモン丼(並盛)/580円

 続いてご紹介するのは、8月18日からすき家で新発売となった「サーモン丼」。サーモンの脂の乗った身が魅力の海の幸だ。

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 しかし、SNS上では“サーモンの味が薄い”との声も出ているのだ。実食してみると、とろとろとした食感は良くておいしいのだが、サーモン自体の味は存在感がやや薄いので、少し物足りない気持ちになるのもわかる。

 サーモンを使ったメニューは、プレーンな「サーモン丼」以外に「サーモン・まぐろたたき丼」や「しらす・サーモン丼」、「サーモン丼ねぎ塩レモン」といったメニューがある。100~300円追加して何らかのブレンドを加えた丼のほうが、サーモンのおいしさもより際立つためおすすめだ。

すき家/四川風麻婆丼(並盛)/580円

 すき家は牛丼以外にも多様なメニューを出していて、海鮮メニューだけではなく「四川風麻婆丼」といった中華料理も展開している。本品は、豆板醤などを使用し、さわやかな柑橘の香り漂う青山椒で味付けした麻婆丼だ。

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 牛丼チェーンが専門外の中華料理に踏み込むだけあって味にはこだわっているのだが、SNSでは“たけのこ入ってて、好きじゃないから困った”“これはタケノコ丼だ”と具材に苦言を呈する声があがっている。

 そう、ホームページを参照すればもちろんわかることなのだが、本品のなかにタケノコが入っていることはメニュー表や写真ではわかりづらい。実食してみると、絶妙な辛さと山椒のスパイシーさが美味なのだが、確かにタケノコの食感の存在感は大きい。タケノコが苦手な方にとっては、ちょっとしたトラップだろう。

松屋/ビフテキ丼(にんにくごま醤油)/750円

 5品目は、松屋が今年9月7日から新発売した「ビフテキ丼(にんにくごま醤油)」だ。こちらは松屋フーズホールディングスが展開する外食チェーン「ステーキ屋松」が監修し、昨年売り切れが相次いだ「牛ステーキ丼」を「ビフテキ丼」に名を改めた商品である。

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 2種類展開された「ビフテキ丼」のうちの「にんにくごま醤油」は、ごま風味が香るさっぱりとした醤油ダレが牛の旨味を引き出した商品だ。しかし、SNS上では“お肉の量がかなり物足りず、ご飯大盛りにしたからご飯が余らないようにお肉をちょっとずつかじりながら食べたのに、それでもご飯余ったから醤油だれをかき集めながら食べた”と、肉の量が足りない、もしくは味が薄いと言及されている。

 食べてみたところ、味つけ違いの「ビフテキ丼(香味ジャポネソース)」と比べると、確かに味が薄いような印象。ごまと醤油のいいが香りがするが、香味ジャポネソースに比べると、ご飯がどんどん進むような濃い味付けではないかもしれない。

松屋/アンガス牛焼ビビン丼(並盛)/580円

 最後に紹介するのは、松屋の「アンガス牛焼ビビン丼」。ビビン丼といえば松屋の定番であり人気メニューだが、「ビフテキ丼」や「牛焼肉定食」と同じく、本品も今年8月10日からアンガス牛が使用されることとなった。

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 そのマイナーチェンジが従来のファンの一部のお気に召さない様子だ。“ビビン丼の良さが消えてるみたいで残念”“ビビン丼感が薄くて物足りない。普通の焼肉丼って感じ”といった声が散見される。

 実食してみると、以前と決定的な差があるかと言われたら微妙なところで、味が大幅に変わったわけではない。遡ると、今回のアンガス牛への改変よりさらに前は、牛肉ではなく豚肉を使ってビビン丼を提供していた経緯もあったため、そうした味の変化に従来の熱心なファンのなかには苦言を呈したくなる人もいるのだろう。

――この秋、要注意な牛丼チェーンのメニューの紹介は以上となる。各チェーンが季節の新商品を展開するなか、つい不満を漏らしたくなるヘビーユーザーもいるのだ。しかし、基本的にはおいしいメニューがそろっているため、あくまで一部の意見という前提を忘れないでおいてもらいたい。

※情報は2021年9月21日現在のものです。

(文=A4studio)

A4studio

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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