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吉野家・すき家・松屋、不評続出の6品とは?「食感がゴムみたい」と厳しい声も

文=A4studio
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吉野家の店舗
吉野家の店舗

 牛丼の大手チェーンといえば、“牛丼御三家”とも呼ばれる「吉野家」「すき家」「松屋」を思い浮かべる人が多いだろう。

 リーズナブルな価格でお腹を満たしてくれるという点が共通している“牛丼御三家”だが、1社1社に注目すると、それぞれ消費者に異なったアプローチをしていることがわかる。

 まず、最大手のすき家は従来の牛丼チェーンのイメージを覆そうと、ファミリー層や女性層をターゲットに定めた結果、大成功した。吉野家は100年以上受け継いできたこだわりの味わいをアピール。松屋はファンの目を惹くような変わり種の期間限定メニューをたびたび出して、注目を集めている。一口に“牛丼チェーン”と言っても、各社に個性があるのもおもしろいところではないだろうか。

 そんな“牛丼御三家”には、魅力的な商品が多く存在することはご存知の通り。しかし、中には人を選ぶメニューもあるのも、また事実だ。そこで今回は、今冬の要注意な商品を6つ紹介。利用する際の参考になれば幸いである(価格は税込み)。

吉野家/鰻重(1枚盛)/866円

 まず紹介したいのが、2019年5月掲載の「吉野家・すき家・松屋で今、買ってはいけない“地雷”メニュー6選!高いのにガッカリ!」をはじめ、過去に何度か選出している吉野家の「鰻重(1枚盛)」だ。過去記事では「たれの味が濃い」「鰻がぱさぱさ」といった意見を取り上げたが、今回は「脂っこすぎる」といった意見についてお伝えしたい。

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 実際に食べてみると、まず鰻らしからぬプニプニとした食感に違和感を覚える。脂が過度に残ってしまっているようで、人によってはかなり苦手なのではないだろうか。また、ぱさぱさした鰻をカバーしようとするかのようにたれの味が濃いのも気になる。

“牛丼御三家”の中でも、レギュラーメニューとして鰻を提供しているのは吉野家だけのため、手軽に鰻を食べられるという点は非常にうれしいが、期待しすぎると実際の味わいにギャップを感じてしまうかもしれない。

吉野家/豚丼(並盛)/387円

 続いては、同じく吉野家の「豚丼(並盛)」。実は豚丼のラインナップも豊富な吉野家だが、肝心の味わいについては「食感がゴムみたい」「脂っこい」など、厳しい意見があがることも……。

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 実際に食べてみると、豚肉は噛むほどに旨味があふれ出す。濃厚な脂身が食欲を爆発させる、“ご飯が何杯もいけてしまう”ような味わいなのだが、脂が多いのか脂身は過度にプニプニしている印象。それでいて、肉部分はなぜかかなり固い。

 醤油ベースの味付けは豚肉との相性も良く、牛丼に勝るとも劣らないおいしさだけに、食感の悪さが残念。さっぱりとした丼ものを食べたい人には要注意といえるだろう。しかし、脂身が多いお肉やこってりとした味わいがお好みの読者ならば、十分おいしく食べられるかもしれない。好みによって評価の分かれる一品と言えるだろう。

すき家/とろ~り3種のチーズ牛丼(並盛)/500円

 3品目は、すき家の「とろ~り3種のチーズ牛丼(並盛)」。通常の牛丼の上に3種のチーズがトッピングされたこちらは、牛丼ととろとろのチーズをからめながらいただくのが醍醐味の商品だ。だが、チーズと牛丼というハイカロリーな組み合わせに、「胃もたれがすごい」「食後に胸焼けした」などの意見が多々あがっている。

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 実際に食べてみると、とろとろのチーズは伸びも良く、牛肉によくからむ。チーズの量が多いこともあり、チーズフォンデュに牛肉をディップして食べているような感覚が楽しめる。非常においしい商品なのだが、ややチーズがもったりしているように感じる。そのために、重たく感じてしまう人がいるのだろう。

 だが、“食べ応えのある牛丼を食べたい”というニーズにはマッチする商品だ。途中で食べきれなくなってしまうのではないかと心配している人には、トッピングでついてくるタバスコをかけることをおすすめしたい。すると、辛さで味にメリハリがつき、チーズの重さが軽減されるのだ。

すき家/まぐろたたき丼(並盛)/580円

 続いては、19年5月掲載の「吉野家・すき家・松屋で今、買ってはいけない“地雷”メニュー6選!高いのにガッカリ!」などでも選出した、すき家の「まぐろたたき丼」を紹介したい。

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 過去記事では、「円盤のような形状が食欲をそそらない」という意見を取り上げたが、どうやら味の方にも要注意ポイントがあるようだ。SNS上では「きちんと解凍されていない」「生臭い」などの批判的な声も見受けられたのだ。

 実際に食べてみると、解凍はしっかりされていた。しかし、魚の生臭さが若干あり、円盤のような形状と合わさって、食欲をそそらないという意見にもうなずけてしまう。とはいえ、口コミで批判されていたほど味に気になる点はなく、さっぱりとしたまぐろたたき丼として普通においしく食べられた。手軽にまぐろのたたき丼を食べたいという人にとっては、必ずしも“ナシ”な商品ではないだろう。

松屋/おろしポン酢牛めし(並盛)/480円

 次に紹介したいのが、松屋の「おろしポン酢牛めし」。通常の牛丼の上に青ネギと大根おろしをトッピングし、ポン酢をかけたこの商品には「お酢の味が強い」「大根おろしが水っぽい」という意見があがっていた。

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 テイクアウトで頼むと、ポン酢は別途用意される。ポン酢をかける前の牛肉を見てみると、指摘があった通り、大根おろしから水分が出ているようで、牛肉が水に浸されているような状態に見える。ポン酢をかけて食べてみると、むせるくらいお酢の味が強い。

 大根おろしとポン酢がさっぱりとしており、牛丼をさらっと食べたいときにはぴったりの商品なのだが、お酢の風味があまり好みでない人には要注意な商品だろう。

松屋/カルビ焼肉定食/660円

 最後に紹介したいのが、同じく松屋の「カルビ焼肉定食」。カルビ焼肉にご飯とサラダがセットになったこの商品に対しては、「脂がしつこい」「胃もたれしそう」との声が寄せられていた。

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 実際に食べてみると、確かにカルビはかなり脂っぽい。そもそも容器の底にかなり脂が溜まっており、カルビを脂に浸して食べているような感覚なのだ。そのため、口に運ぶと脂の存在感が強く、味付けやカルビ本来の味がほとんどわからなくなってしまっている。

 しかし、こちらもまたさっぱりとした商品を食べたい人には要注意だが、オイリーでガッツリとした味わいがお好みの人はおいしく食べられるだろう。また、セットでついてくるサラダと食べると脂っぽさが軽減されたので、全体のバランスとしては悪くないのかもしれない。

――今回は“この冬、要注意な商品”を6つ紹介したが、これらは決しておいしくないというわけではない。そのため、今回紹介した商品の中に気になるものがある読者は、ぜひ購入を検討してみてほしい。

※情報は2021年12月20日現在のものです。

(文=A4studio)

A4studio

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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