ファミリーマートといえば、セブン-イレブン、ローソンと並ぶコンビニ業界大手企業のひとつだ。「あなたと、コンビに、ファミリーマート」というキャッチフレーズは有名だろう。
そんなファミマは、4月30日に千葉県柏市に無人決済システムを導入した店舗をオープンした。本システムは、来店から手に取った商品をすべてリアルタイムに認識し、購入商品と合計金額が自動で表示されるという先進的な仕組みとなっている。このシステムによりファミマは、非対面・非接触での買い物や店舗オペレーションの省人化、省力化を狙うというのだ。
先を見据えた施策を行うファミマは、今春も多数のフード商品をラインナップ。なかには、心奪われる素晴らしいクオリティの商品も少なくなかった。そこで、本記事では“この春、買うべきファミマ商品”を5つ選出し、レビューしていく。
蒸し鶏のとろーり豆腐/298円(税込、以下同)
ダイエット中の人などにおすすめしたいのが「蒸し鶏のとろーり豆腐」。本品は低脂質、高たんぱくなヘルシー食品として新発売された商品で、カロリーは196kcalと低めなのでダイエットにぴったりだろう。
国産大豆を使用した豆腐に、一口大にカットされた蒸し鶏と赤ピーマンがトッピングされた本品。一口食べてみると、豆腐はプリンのように滑らかな口当たりで大豆の濃厚な味を楽しめる。
付属の小麦ブランドレッシングをかけると、小麦の芳醇な香りとともにほのかな酸味を感じ、豆腐の風味をより鮮明に味わうことができた。蒸し鶏も柔らかく、脂の少ない肉質であるため、良い意味であっさりと完食することができるだろう。
ねばたま納豆丼/598円
近年のコンビニ業界では、寿司や海鮮丼など生ものの魚介を使った商品が数多く登場してきた。ファミマが新発売した「ねばたま納豆丼」もそのひとつであり、まぐろたたきやサーモンたたきが存分に乗った食べ応え抜群な丼ぶりとして話題になっている。
別添の半熟玉子、納豆、醤油をかけていただくこの商品。まずそのまま食べてみると、まぐろもサーモンも生臭さは少なく、脂が乗った魚の旨味たっぷりな味わい。次に半熟玉子を崩して、全体をかき混ぜるようにして食べてみると、玉子のまろやかなコクが加わり非常に美味しい。
たくわんのボリボリとした食感や納豆とおくらのねばねば感もアクセントとなり、味わいに何度も変化が訪れ、最後まで飽きずに食べることができた。一つの商品で何度も違う美味しさを感じられるので、何重にも満足度のある一品といえる。
白いブラックサンダー クッキーバニラフラッペ/320円
有楽製菓が発売しているチョコレート菓子「ブラックサンダー」には、北海道限定のお土産でホワイトチョコ味の「白いブラックサンダー」がある。その「白いブラックサンダー」とコラボした「白いブラックサンダー クッキーバニラフラッペ」は、ブラックサンダーの魅力をさらに引き立たせたフラッペとなっているのだ。
本品はファミマに設置されている専用マシーンの温かいミルクを注いで飲む商品。さっそく注いで飲んでみると、中に入っているバニラのかき氷がミルキー、かつ甘さもしっかり感じることができ美味。ブラックサンダーのザクザクとした食感も面白く、チョコの濃厚なコクとも相まって、噛むごとに美味しさと楽しさが増す商品であった。
SNS上でも「すっごくチョコを感じる仕上がり!」「ブラックサンダーのザクザクとした食感が最高に美味しい」など本品を称賛する声であふれている。通常のブラックサンダーである「黒いブラックサンダー チョコレートフラッペ」も販売中なので、気になった方は飲み比べてみるのもいいだろう。
ごちむすび 鯛めし/180円
ファミマが「ぜいたく具材、たっぷり!」と銘打ったおにぎりシリーズである「ごちむすび」。ごちむすび専用米と瀬戸内海産の海苔に高級、希少食材の具を使った本シリーズ。なかでも、「ごちむすび 鯛めし」は、愛媛県産の鯛をふんだんに使用した上品な味わいのおにぎりだ。
開封してみると、薄茶色に炊きあげられたお米は艶があり、鯛出汁の匂いが香ばしい。中には鯛のほぐし身が入っており、噛むとホロホロと繊維が崩れる柔らかい食感。米とほぐし身、どちらにも鯛の旨味が染み渡っていたので、最後まで思う存分鯛を味わいつくすことができた。
SNS上でも「出汁が利いていて美味しい」「鯛の身もゴロゴロ入っている」などの鯛の旨味について言及する声が多く見受けられる。「鯛を食べている」感覚は強いので、鯛好きの人はもちろん、そうでない人でも購入してみる価値はありだろう。
鶏そぼろ弁当/298円
「鶏そぼろ弁当」は、鶏そぼろ、玉子そぼろ、信州菜が敷き詰められ、彩りの調和が取れた商品。価格が300円以下とリーズナブルでありつつ、万人に受けるような優しい味付けとなっているため、誰もが手にしやすい商品だといえるだろう。
実食してみると、鶏そぼろは塩気がきつすぎず、ご飯がどんどん進んでしまう甘じょっぱい味わい。そこに出汁の利いた甘い味付けの玉子が加わることによって、口の中で鶏と玉子のハーモニーが形成され、食べる手が休まらなかった。これだけだと味に飽きが来てしまいそうだが、ここで注目したいのが信州菜。酸味のあるゴリゴリとした食感であり、口の中をリフレッシュすることができるので、完食まで退屈さを覚えることなく美味しくいただくことができた。
鶏と玉子、信州菜のバランスがよく、味が突出しすぎない誰でも美味しく食べられそうなこちら。ボリュームも多すぎず、少なすぎずといった量なので、手軽にサクっと食べられるのも魅力だろう。
ファミマの商品は、健康に気を遣った商品から満足度高めなコスパ最高の商品まで数多くラインナップされている。本記事で紹介した商品はあくまで一例なので、気になった人はぜひお近くの店舗まで足を運んでみてほしい。
(取材・文=A4studio)
※情報はすべて5月3日時点のものです。