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危険な成型肉、菌混入で食中毒も〜隠す焼肉店、牛脂注入、骨弱める添加物、化学調味料…

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食中毒の危険

 しかし、成型肉の最大の問題は、成型肉製造の過程で菌が混入しやすいため、しっかりと加熱して食べないと「食中毒を起こしやすい」ことである。  

 肉は大きなブロックにカットされて運ばれてくるが、外側面は大気や人、機械、刃物などに触れる可能性があるため菌が付着しやすいが、肉の中側は雑菌がない。だが、成型加工を施すために針や刃などで切り込みを入れることで、外側の菌が肉の内部まで侵入してしまうケースがあり、これまでにも度々食中毒を出している。行政側でも、成型肉は菌による汚染が肉の中まで及ぶため「75度で1分間の加熱」を飲食店に指導しているのだ。
しかし、焼肉をカリカリに加熱して食べる人は少ないだろう。焼肉は半生で食べる人のほうが圧倒的に多いはずで、これが食中毒を招いてしまうことになりかねないのだ。焼肉店では絶対に成型肉を食べないように注意してもらいたい。

 著者が調査したところ、焼肉店での成型肉の見分け方は次の5つなので、参考にしていただきたい。

(1)焼いたら、すぐに火がついて焦げやすい。
(2)重ね合わせた肉の場合は食べると食感が不自然で、ボソボソとした感じになる。
(3)一枚の肉の中に不自然なつなぎ目がある。
(4)皿に赤い汁がたまりやすい。
(5)箸で肉の脂を落としながら焼くと、極端に縮まり、ゴムのような筋しか残らない。

(文=椎名玲/食品ジャーナリスト)

BusinessJournal編集部

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