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ソフトバンク、数年以内に画期的なロボット発売か…飛躍的にテクノロジー発展の可能性

文=森井隆二郎/A4studio
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「短いスパンで考えれば、技術がそこまですぐに追いつかないため、ロボットのせいで人間が職を失う心配はないでしょう。ただし、少し長いスパンで考えれば、すでに多くの企業で導入が進むRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)に代表される、コンピューターによる作業の自動化によって、特に金融系や事務職といったホワイトカラーの仕事で、影響を受ける人が出てくるでしょう。

 そのとき人間に何ができるかというと、“ロボットをどう使いこなすか”というオペレーション(操作運用)が重要となります。これからは、膨大で反復を伴うような単純作業はロボットが行い、人工知能が提示した最適解を人間が最終決定するというのが理想になってくるはずです。

 もっとも、人間はミスを起こしてしまうことも多いので、ロボットのほうが仕事の正確性で上回ることは当然あり得ます。一例として、航空機の事故の多くはヒューマンエラーが原因だと指摘されていますから、それなら完全自動飛行にしてしまおうという発想が生まれても不思議ではありません。ですが乗客からすれば、すべて機械任せというのも不安でしょう。どの程度であればすべて機械に任せてもいいのか、様々な試行錯誤を繰り返しながら、社会全体でコンセンサスを得ていくことが重要です」(同)

 最後に、小林氏が関心を持っているロボットについて教えてもらった。

「一つは、ボストン・ダイナミクスというアメリカ企業が手がけている、四足歩行の犬型ロボット『SpotMini(スポットミニ)』です。日本ですと二足歩行のヒューマノイドが注目されがちですが、現実的には四足歩行のほうが安定性、機動性ともに優れています。階段の上り下りもできますし、雪道や山道といった険しい路面状況にも対応できますからね。

 このSpotMiniは、口に該当する部位を使ってドアを開けるなど、さまざまな動作をこなせるようになってきており、“ちゃんと使えて、役立つ”ロボットの登場を予感させます。今後、一緒に散歩に出かけたり、物を運んだり、人を警護したりなど、人のパートナーのような存在になる可能性があります。

 ボストン・ダイナミクスはソフトバンクに買収されましたので、ソフトバンクが『Pepper』を発表したときのようにSpotMiniが正式リリースされれば、人々が期待する“ちゃんと使えて、役立つ”ロボットとして、一気に普及するかもしれません。5月にアメリカで開催されたロボット関係のイベントでは、SpotMiniは来年発売される予定だと、ボストン・ダイナミクス創業者の口から明かされました。

 もう一つは、『aibo』や『パロ』(アザラシ型ロボット)に代表される“ノンバーバル(非言語)コミュニケーションロボット”です。人とのコミュニケーションというと、どうしても“会話”ということに引っ張られがちですが、“いるだけで癒される”といった人の感性にダイレクトに働きかけられる“存在”であることも、ロボットの重要な要素だと思います」(同)

 今は政府が打ち出す第4次産業革命により、ロボットブームの真っただ中。だが、「そろそろ起爆剤となるような製品が現れないと、東京オリンピックの終了後に失速しかねない」と小林氏は懸念する。その救世主となるのは犬型ロボットなのか、はたまた別の何かなのか。今後も注目していきたい。
(文=森井隆二郎/A4studio)

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