倍速駆動(液晶の場合)
液晶テレビは表示に用いる液晶の特性によって、前の映像が残像として残ってしまうという弱点がある。そこでバックライトを明滅させて残像を感じさせないようにする「倍速駆動」などと呼ばれる技術がある。これを搭載していないモデルの場合、速い映像で残像が感じられることがあるので、できるだけ倍速駆動をうたっているモデルを選ぶことをオススメしたい。
これを踏まえて、目的別にオススメの4Kテレビを紹介していこう。
【12月スタートの4K放送に備えるなら東芝「REGZA」がオススメ】
まず、2018年12月1日にBS/110度CSでスタートする4K放送を楽しみたいという人には、東芝の最新「REGZA」シリーズ一択となる。現状でBS/110度CS 4K放送に対応するチューナーを内蔵しているのはREGZAシリーズしかないためだ。
REGZAシリーズの4Kチューナー内蔵モデルは、有機ELテレビの「X920」シリーズ、液晶テレビの「BM620X/M520X」シリーズの全3シリーズをラインアップ。画質を徹底的に追求するならX920シリーズがオススメだが、M520Xシリーズなら12万円台から購入できるのでかなりお買い得感がある。
ちなみにBS/110度CS 4K放送は、10月以降に送付される「BS/CS 4K視聴チップ」を製品に装着することで視聴できるようになる。
東芝「REGZA X920」シリーズ
新世代4K有機ELパネルと自社開発の新映像処理エンジン「レグザエンジンEvolution PRO」を搭載し、暗部から明部まで緻密に映像を再現。HDR10、HLGのHDR規格に対応する。別売のハードディスクを接続することで、地デジ番組を最大6チャンネル約80時間分まるごと録画できる「タイムシフトマシン」機能や、4K放送の録画などが可能になる。画面サイズは65インチと55インチの2モデルをラインアップしており、55インチモデル「55X920」の実勢価格は49万8000円前後。
東芝「REGZA M520X」シリーズ
65インチ、55インチ、50インチ、43インチの4モデルをラインアップするスタンダードモデルの4K液晶テレビ。HDR10、HLGのHDR規格に対応する。BSも地デジも3チューナーを搭載しており、別売のハードディスクを接続することで番組を見ながら別の2番組を同時に録画可能。もちろんBS/110度CS 4K放送の録画にも対応している。43インチモデル「43M520X」の実勢価格は12万2000円前後。
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