ソニー「BRAVIA KJ-A8F」シリーズ
4K高画質プロセッサー「X1 Extreme(エックスワン エクストリーム)」を搭載したフラッグシップモデル。HDR10、HLG、Dolby VisionのHDR規格に対応する。ベゼル(画面周りの枠)を極限まで薄くしたデザインや、画面自体を振動させて音を出すことで映像と音響の一体感を実現した「アコースティック サーフェス」も魅力となっている。65インチ、55インチの2モデルをラインアップしており、55インチモデル「KJ-55A8F」の実勢価格は34万9800円前後。
パナソニック「VIERA FZ1000」シリーズ
有機ELパネル用に進化させた高画質エンジン「ヘキサクロマドライブ プラス」を搭載し、テレビ・映画業界団体の「UHD Alliance」が認定する高画質規格「ULTRA HD PREMIUM」に対応するフラッグシップモデル。パナソニックが数年前に復活させたオーディオブランド「テクニクス」の開発チームがチューニングした高音質スピーカーも魅力のひとつだ。65インチ、55インチの2モデルをラインアップしており、55インチモデル「TH-55FZ1000」の実勢価格は39万8000円前後。
LGエレクトロニクス「LG SIGNATURE OLED W8P」シリーズ
有機ELに特化した映像エンジン「α9 Intelligent Processor」を搭載。ディスプレイ部とスピーカー部(コンパニオンボックス)がセパレートになっており、音が立体的に動き回る最新のサラウンド規格「Dolby Atmos」に対応しているのも大きな特徴だ。77インチ、65インチの2モデルをラインアップしており、65インチモデル「OLED65W8P」の実勢価格は79万8000円前後。
【手軽に試せる「4K VOD」で選ぶなら「Android TV」搭載モデル】
最新4Kテレビのほとんどが数多くの4K VODサービスに対応しているが、メーカーやシリーズによって対応するサービスに違いがある。サブスクリプション型(定額制)の映像配信サービス「Netflix」や動画共有サービスの「YouTube」にはほとんどの4Kテレビが対応しているが、アマゾンの「Amazonプライムビデオ」やアクトビラの「4Kアクトビラ」などの対応に温度差がある。
どれを買えばいいのかわからないという人には、4K VODサービスを網羅する「Android TV」搭載モデルをオススメしたい。
ソニー「BRAVIA X8500F」シリーズ
新開発の映像エンジン「AQUOS 4K Smart Engine PRO」を搭載するスタンダード4K液晶テレビ。HDR10、HLGのHDR規格に対応する。音声を前方に導くリフレクター構造と前面開口を実現した2.1chスピーカーシステム「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を搭載している。60インチ、50インチ、43インチの3サイズをラインアップしており、43インチモデル「4T-C43AM1」の実勢価格は15万4800円前後。
ソニー「BRAVIA X8500F」シリーズ
4K映像エンジン「HDR X1(エイチディーアール エックスワン)」を搭載するスタンダード4K液晶テレビ。スタンダードモデルながらHDR10、HLG、Dolby VisionのHDR規格に対応する。85インチ、75インチ、65インチ、55インチ、49インチ、43インチの6サイズをラインアップしており、43インチモデル「KJ-43X8500F」の実勢価格は13万3000円前後。
(文=安蔵靖志/IT・家電ジャーナリスト)