現在、タブレットジャンルの製品は世界的なヒットとなっており、iPad、Nexus 7、Kindle、GALAXY Tabをはじめ多くの製品が登場し、混戦を極めている。現在、最も大きなシェアを持っているのはアップルのiPadシリーズなわけだが、その出荷シェアはだんだん減少している。つまりは、タブレットの戦いはよりシビアになっているわけだ。
そのような中、OSメーカーであるマイクロソフトもSurfaceというWindows対応タブレットで参入している。最近、このタブレットの新機種であるSurface 2、Surface Pro 2が投入された。なお、Pro 2モデルはインテル系のCPUを搭載し、普通のWindowsプログラムがそのまま動作するのが最大の利点だ。ちなみに、最新OSであるWindows 8.1を搭載している。
●Surface Proからの進化
さて、このSurface Pro 2がSurface Proから大きく進化したのは、ベースがHaswellチップとなり消費電力、待機電力が大きく下がったということだ。これによって、駆動時間はSurface Proよりも約75%伸びている。これによって、モバイル用途での活用性が大きく増していることになる。ちなみにCPUはCorei 5のU4200であり、ビジネス用途にも十分な処理速度を持っている。
このHaswellチップを搭載し、バッテリ駆動時間が伸びた後がSurfaceシリーズの買い頃ではないか? というのは多くの人が口にしていたことだ。
さて、Surface Pro 2は駆動時間が伸びただけではなく、それ以上に大きなインパクトが拡張ユニット「ドッキングステーション」にある。このドッキングステーションは、タブレット的なボディをしているSurfaceの拡張ポートの少なさを補うものだ。
ちなみにSurface Pro 2本体の拡張ポートはUSB3.0☓1、Mini Displayポート、microSDXCカードリーダー、ヘッドセットポート、カバー用ポートになる。
これがドッキングステーションを使うことで、USB3.0、イーサネットポートなどが追加されることになる。これによって、ノートPC並みの接続性を持つことになり、ディスプレイやキーボード、マウスを接続して、ごく普通にデスクトップで仕事に使うことができるようになる。このドッキングステーションは現時点では発売されていないが、予定価格は1万9980円と、この種の製品としては際立ってリーズナブルだ。
また、Surface Proの利点であるデジタルペンにも引き続き対応しており、手書きでメモを取ったり、資料に書き込みをすることが可能という柔軟性を持つ。