●1台でビジネスシーンをカバーできるSurface Pro 2
つまり、Surface Pro 2はドッキングステーションと組み合わせることで、一般的なビジネスユーザーのすべてのシチュエーションに対応することができるようになる。
外出時はタブレットとして使い、必要があればタイプカバーとの組み合わせでノートPCのように効率的に入力し、会社に戻ってドックにセットすればデスクトップPCとして使える。1台ですべてをカバーすることができる。
これがiPadならどうだろう? サードパーティ製の外付けキーボードを使えば、貧弱な(CPUパワーが低い)ノートPC代わりには使えても、デスクトップPC代わりにはならない。プログラムもパソコンと共用することはできない。
Surface Pro 2であれば、すべてを1台で処理することで、プログラムライセンスも1つでいいし、データを転送する手間もかからないというのも大きなメリットだ。一般的なビジネスシーンにおいては、Surface Pro 2の優位は圧倒的といえる。
また、オフィスプログラムであるマイクロソフトオフィスもバンドルされているし、ビジネスシーンで役に立ちそうな以下のようなサービスがついてくる
・Skype 固定電話かけ放題 – 12カ月無料
・Skype WiFi – 12カ月無料
・Sky Drive 200GB – 2年間無料
これも、自社でさまざまなサービスを持っているマイクロソフトならではの強みといえる。
ビジネス的に使いやすいと思える256GBストレージモデルで12万9800円という、MacBookAir 11インチ256GBモデルよりやや高い価格も、その機能を考えればリーズナブルでインパクトがある。
Surface Pro 2は1台で幅広いシーンをカバーできるポテンシャルを持ち、世界のビジネスシーンで広く使われるようになる可能性があるのは間違いない。
(文=一条真人/フリーライター)