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【2025年最新】労務管理システム比較10選!費用・機能・選び方を徹底解説

2025.06.29 2025.06.28 12:30 IT
「Unsplash」より
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「その労務手続き、本当に効率的にこなせていますか?」

入退社に伴う書類作成や、社会保険の申請など労務業務は多岐にわたり、どれも正確さが求められます。法改正への対応や手続きの煩雑さに追われ、毎月の業務に負担を感じている担当者も多いのではないでしょうか。

  • ☑️ 入社書類の回収や提出管理に時間がかかる
  • ☑️ 社保・雇用保険の手続きが都度手入力
  • ☑️ 同じ従業員情報を何度も入力している

このような課題を解消する方法として、「労務管理システム」を導入する企業が増えています。システムによって情報を一元管理し、各種手続きの自動化や法令対応の迅速化を実現できるため、業務の正確性とスピードを同時に向上させることが可能です。

そこで、この記事では労務管理システムの基本機能や導入のメリット、選び方のチェックポイントに加え、2025年最新版のおすすめシステム10選をご紹介します。自社の課題を解決する最適なツール選びに、ぜひお役立てください。

労務管理システムとは?|基本知識と導入の必要性

労務業務は多岐にわたり、法対応や正確性が求められるため負担が大きくなりがちです。特にアナログ管理ではミスや手間が避けられません。まずは、労務管理が抱える課題と、なぜデジタル化が進むのかを整理していきましょう。

労務管理業務の課題とデジタル化する背景

労務管理は、勤怠・給与・社会保険・雇用契約など幅広い業務をカバーし、いずれも法令順守と正確性が求められる重要な領域です。その上、近年は法改正やテレワークの普及によって、柔軟かつスピーディーな対応が不可欠になっています。

しかし、従来の紙やExcelによる管理では、入力ミスや申請漏れが発生しやすく、担当者の負担が大きくなりがちです。労務管理システムを導入することで、情報を一元管理できるだけでなく、内部統制や監査対応のしやすさも向上し、企業全体のガバナンス強化にもなります。

このような背景から、多くの企業が「業務の効率化」と「ミスの防止」を両立する手段として、労務業務のデジタル化が進んでいます。

労務管理システムの仕組み

労務管理システムは、従業員の人事・労務に関する情報を一元管理し、煩雑な手続きを自動化できるツールです。企業ごとに異なる運用にも柔軟に対応できるよう、多機能かつ拡張性を持たせた製品が数多く登場しています。

たとえば、入社時に登録した従業員情報をもとに、雇用契約書の作成、マイナンバー管理、社会保険の電子申請などを一括して行うことが可能です。年末調整や法定帳票の自動作成に対応する製品もあり、人的ミスの防止や業務の属人化解消に効果を発揮します。

さらに、労務管理システムは日々の労務業務を効率化するだけでなく、正確性や法令順守といった観点からも重要性が増しています。

労務管理と勤怠管理の違い

「労務管理」と「勤怠管理」は、どちらも人事・労務に関わるシステムとして扱われますが、その目的や役割は異なります。明確に理解することで、自社にとって必要なシステムを見極めやすくなります。

労務管理 勤怠管理
主な目的 人事情報・雇用手続きの管理 勤務時間・出勤状況の管理
管理対象 入退社、社会保険、雇用契約、帳票作成 出退勤、残業、シフト、有給申請
関連する業務 社会保険申請、契約書作成、年末調整 勤怠打刻、勤務時間集計、休暇管理
関連する部署 人事・労務部門 現場管理者・総務部門など

両者は切り離せない関係にあり、勤怠データが労務管理や給与計算に連動するケースも少なくありません。目的に応じて適切に役割を切り分け、必要に応じて連携することが業務効率化の鍵となります。

労務管理システムを導入するメリット・デメリット

労務管理システムは、業務効率の向上やミスの削減に役立ちます。しかし、導入や運用にあたっては注意すべき点もあります。ここでは、導入前に知っておきたいメリット・デメリットを整理します。

労務管理システムのメリット

労務管理システムを導入することで、人事情報や書類管理を一元化でき、業務の効率化が進みます。社会保険や年末調整などの書類作成も自動化され、人的ミスを大幅に削減できます。また、法改正への対応もスムーズになり、内部統制や監査対応の強化にもつながります。属人化を防ぎ、情報の引き継ぎも容易です。

労務管理システムのメリット

  • 書類作成・申請の自動化により業務効率が向上
  • ミス削減や法令対応の精度向上
  • 情報の一元管理による属人化の防止
  • 監査対応・ガバナンスの強化
  • 部署間での連携がしやすくなる

労務管理システムのデメリット

良い面がある一方で、導入にはいくつかの課題もあります。初期費用や月額費用がかかるほか、設定や操作に慣れるまでに時間を要するケースもあります。既存業務との整合性を取るための調整や、従業員への説明・教育が必要になる点も見逃せません。また、クラウド型の場合はセキュリティへの配慮も不可欠です。

労務システムのデメリット

  • 初期費用や運用コストが発生する
  • 導入・定着までに時間と手間がかかる
  • 自社業務に合わせた設定調整が必要
  • 従業員への操作説明・教育が必要
  • セキュリティや情報管理の体制が求められる

労務管理システムの主要機能

労務管理システムには、書類作成や申請業務を効率化するための多彩な機能が搭載されています。ただし、業務内容や自社の規模によって、必要とされる機能は異なります。まずは、代表的な機能と他システムとの連携について整理しておきましょう。

労務管理システムによくある機能一覧

労務管理システムには、入退社手続きや社会保険の申請、書類の作成・保管など、煩雑な業務を効率化する機能が多く備わっています。人事情報を一元化することで、重複作業やミスを減らし、業務の属人化も防げます。また、年末調整やマイナンバー管理といった法令対応の機能も搭載されており、コンプライアンス強化にもつながります。

機能 主な内容
入退社手続き 入社・退職時の書類作成、チェックリスト管理など
社会保険対応 健康保険・厚生年金・雇用保険などの電子申請対応
年末調整 書類回収、控除申告、給与システムとの連携など
雇用契約管理 雇用契約書の作成・電子署名・更新履歴の管理
マイナンバー管理 セキュリティ対応を含むマイナンバーの収集・保管
帳票出力 各種法定帳票(36協定、就業規則届出など)の自動作成
アラート通知 手続きの期限や更新情報の自動通知

連携できる外部システム

労務管理システムは、勤怠や給与、経費など他のシステムと連携することで、管理者だけでなく従業員にとっても使いやすくなります。たとえば、申請や承認が一つの経路で完結すれば、確認の手間が減り、申請漏れや承認の抜けも防げます。情報がスムーズに流れることで、全体の業務効率も高まります。

よくある連携先

  • 勤怠管理システム(申請内容が自動で反映)
  • 給与計算ソフト(勤怠や人事情報と連携)
  • 経費精算システム(申請・承認ルートの統一)
  • 電子契約サービス(契約書の確認・承認が簡単)
  • 会計システム(支払・控除データと連動)

労務管理システムの費用・料金相場

労務管理システムの料金は、「クラウド型」と「パッケージ型」で大きく異なります。クラウド型は月額課金制で導入しやすく、スモールスタートに向いています。一方、パッケージ型は買い切り型が主流で、長期利用を前提にコストを抑えたい企業に適しています。自社の運用体制や予算に応じて、適した形態を選ぶことが重要です。

種類 費用相場 特徴
クラウド型 初期費用+【月額】数千円~(従業員数等に応じて変動) 初期費用が低く、スモールスタートが可能。常に最新版を利用でき、サポートも手厚い。
パッケージ型 保守費用+【導入時】数十万~ 自社サーバーに導入。買い切り型が多く、長期運用でコスト抑制可能。カスタマイズ性が高い。

労務管理システムの選び方|失敗しない5つのチェックポイント

労務管理システムは機能や価格に幅があり、自社に合わない製品を選ぶと逆に業務が複雑になるおそれもあります。失敗を防ぐには、導入前のチェックポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、選定時に確認しておきたい5つの視点を紹介します。

  • ☑️ 業務のカバー範囲を確認
  • ☑️ 無料トライアル・サポート体制を確認する
  • ☑️ 対応できる運用範囲を確認する
  • ☑️ 提供形態や料金プランを確認する
  • ☑️ 従業員情報の入力手段を確認する

①業務のカバー範囲を確認

労務管理システムによって対応できる業務範囲には違いがあります。自社が抱える課題に対して、どの機能が必要かを事前に洗い出すことが重要です。年末調整やマイナンバー管理、電子申請など、自社の運用フローにフィットするかを確認しましょう。

チェックポイント

  • 入退社や社会保険の手続きに対応しているか
  • 年末調整や帳票出力など法令対応機能があるか
  • 複数の業務を1つのシステム内で処理できるか

②無料トライアル・サポート体制を確認する

導入後に「思っていた操作感と違った」と後悔しないためにも、無料トライアルの有無は重要です。サポート体制の有無や内容もあわせて確認し、トラブル時や導入初期に安心して使える体制が整っているかを見極めましょう。

チェックポイント

  • 無料トライアルやデモ環境が用意されているか
  • 初期設定やデータ移行のサポートが受けられるか
  • 導入後の問い合わせ対応が迅速かどうか

③運用スケールが合っているか確認する

労務管理といっても、企業によって管理対象が異なります。たとえば、アルバイト・業務委託など多様な契約形態に対応できるか、またグループ会社や拠点ごとの運用に適応できるかなど、柔軟性の高さも大切なポイントです。

チェックポイント

  • 正社員以外の契約形態にも対応しているか
  • 拠点・グループ会社単位での管理が可能か
  • 外国籍社員や扶養者の情報も登録できるか

④提供形態や料金プランを確認する

クラウド型かパッケージ型か、また従業員数や利用機能によって料金が変わるケースもあるため、長期運用を見据えたコスト計算が必要です。初期費用だけでなく、月額費や保守費用も含めて比較しましょう。

チェックポイント

  • クラウド型かパッケージ型かを確認
  • 従業員数や利用機能に応じた料金体系になっているか
  • 将来的な人員増や機能追加も想定して選べるか

⑤従業員情報の入力手段を確認する

労務業務では多くの従業員情報を扱うため、情報の入力・更新方法が効率的かどうかは重要です。従業員自身が入力できる仕組みやCSVインポートなどがあると、管理者の負担を大きく減らせます。

チェックポイント

  • CSVや他システムからのデータ取り込みが可能か
  • 従業員自身で情報を入力・更新できるか
  • 入力内容に対するチェック・承認機能があるか

労務管理システムの比較表|無料で始められるのはどれ?

ここでは、主要10サービスについて無料プランの有無や基本料金、特徴を一覧にまとめました。「まずは試してみたい」「費用感を把握したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

サービス名 提供形態 無料プラン 費用 特徴
SmartHR クラウド型 30名まで無料プラン+15日トライアル 要問い合わせ 高機能でUIが洗練。法令対応充実。中小企業向け。
freee人事労務 クラウド型 30日無料トライアル 月額:400円/ID〜 会計・給与との連携が強み。小規模企業に最適。
ジョブカン労務HR クラウド型 5名まで無料+30日お試し 月額:400円/ID〜 勤怠や給与との連携に強く、中小企業に人気。
マネーフォワード クラウド人事管理 クラウド型 1カ月トライアル 月額:3,980円/ID~ バックオフィス業務全体の統合に強く、拡張性も高い。
HRBrain 労務管理 クラウド型 無料デモありせ 要問い合わせ 評価制度やタレントマネジメントと連携し、人材育成にも対応。
タレントパレット(労務管理) クラウド型 デモ・体験版あり 要問い合わせ 人材データ活用で最適配置。大手企業向け。
オフィスステーション労務 クラウド型 無料トライアルあり 月額:440円/ID〜(税込み、※初期費用あり) 電子申請や制度改正対応が強く、実務重視。中小企業にとって現実的な選択肢。
ジンジャー人事労務 クラウド型 無料トライアルあり 月額:300円/ID〜 直感的なUIと低コスト設計。中小企業が導入しやすい。
奉行Edge 労務管理電子化クラウド クラウド型 あり 年額:180,000円〜 大企業向けに柔軟性あり。奉行シリーズとの連携可。
社労夢Company Edition クラウド型 あり 要問い合わせ 社労士事務所のノウハウが詰まったシステム。電子申請・帳票生成に強み。

【2025年版】おすすめ労務管理システム10選|人気サービスを厳選比較

労務管理システムといっても、機能や価格、使いやすさはサービスによってさまざまです。そこで今回は、注目されているおすすめの労務管理システムを10種類ピックアップしました。導入を検討中の方は、自社に合ったシステム選びの参考にしてください。

SmartHR|中小企業向けトップシェア

SmartHR労務管理出典:公式サイト

運営会社 株式会社SmartHR
月額料金 要問い合わせ
無料プラン 30名まで
無料トライアル あり(15日間)
主な機能 入退社手続き、雇用契約、年末調整、電子申請、帳票出力、スマホ対応

SmartHRは、労務手続きのペーパーレス化を推進するクラウド型労務管理システムです。入退社手続きから年末調整まで幅広くカバーし、帳票の自動生成やスマホ対応で業務の効率化をサポートしてくれます。従業員数30名までの企業は無料で利用できるため、スモールスタートにも最適です。

SmartHRの強み
  • 30名まで無料で使える中小企業向けプラン
  • 労務手続きをオンラインで完結できる
  • スマホ対応で従業員も使いやすい

freee人事労務|クラウド会計連携で業務効率化

freee人事労務出典:公式サイト

運営会社 フリー株式会社
月額料金 400円~/ID(年払いの月額換算、最小5名から利用可能)
無料トライアル あり(30日間)
主な機能 入退社・社会保険手続き、マイナンバー管理、年末調整、勤怠・給与計算、給与明細配信、freee会計との連携

freee人事労務は、freee会計や給与ソフトと連携できるクラウド型の総合人事労務システムです。入退社手続き、社会保険申請、年末調整、勤怠・給与計算など主要な労務機能が揃っており、従業員はスマホやLINEから明細確認や入力が可能。4段階ある月額プランは、1ユーザー400円〜と、低価格なため規模に応じて手軽にスタートできます。

freee人事労務の強み
  • freee会計・給与ソフトと連携しやすい
  • スマホやLINEで従業員がかんたんに操作できる
  • 小規模事業者向けに月額あたり400円〜/1名で導入可能
  • 年末調整や社会保険対応もクラウドで完結可能

ジョブカン労務HR|コスト重視ならこれ一択

ジョブカン労務HR出典:公式サイト

運営会社 株式会社DONUTS
月額料金 400円~/ID(月額最低利用料金設定あり)
無料トライアル あり(30日間)
主な機能 入退社手続き、社会保険・雇用保険手続き、マイナンバー管理、年末調整、ストレスチェック、帳票作成、ジョブカンシリーズとの連携対応

ジョブカン労務HRは、労務手続きの効率化に特化したクラウド型システムです。従業員数5名までの企業であれば無料で利用でき、有料プランも1人あたり月額400円から始められます。マイナンバー管理や年末調整、ストレスチェックなど、必要な機能が揃っており、ジョブカン勤怠など他シリーズとの連携によって、業務全体の一体運用が可能になります。

ジョブカン労務HRの強み
  • 5名までの企業向けに無料プランあり
  • 月額400円/人からのわかりやすい価格設計
  • マイナンバー・保険・年末調整などの法的対応に強い
  • ジョブカンシリーズとのスムーズな連携が可能

マネーフォワード クラウド人事管理|データ連携重視なら

マネーフォワード クラウド人事管理出典:公式サイト

運営会社 株式会社マネーフォワード
月額料金 3,980円/ID〜
無料トライアル あり(1ヶ月)
主な機能 従業員情報の収集・履歴管理・組織管理・各種承認・給与・勤怠・社会保険・年末調整との連携

マネーフォワード クラウド人事管理は、従業員情報をオンラインで収集し、給与や勤怠、社会保険、年末調整などとシームレスに連携できるクラウド型システムです。バックオフィス業務を幅広くカバーしながら、1ヶ月の無料トライアルで導入効果を確認できる点も便利です。

マネーフォワード クラウド人事管理の強み
  • 従業員の入力/承認ワークフローをWeb上で完結
  • 過去・未来の情報も履歴を持って管理できる
  • 他サービスとの連携により、二重入力や転記ミスを削減
  • 無料トライアル中の作成データを引き継いで本導入できる

HRBrain労務管理|タレントマネジメントも視野に

HRBrain労務管理出典:公式サイト

運営会社 株式会社HRBrain
月額料金 要問い合わせ
無料トライアル 無料デモあり
主な機能 入退社・年末調整・社会保険・マイナンバー管理・Web給与明細・帳票自動生成・従業員情報履歴管理

HRBrain 労務管理は、ペーパーレス化とタレントマネジメント機能の融合を目指すクラウド型システムです。無料デモで全機能を体験でき、従業員入力やWeb給与明細、自動帳票生成といった機能が備わっています。導入前に要件に沿ったヒアリングを受けられるため、初めてのシステム導入でも安心です。

HRBrain 労務管理の強み
  • 必要な機能のみを選び、柔軟な運用設計が可能
  • 導入前に無料デモですべての操作感を確認できる
  • Web給与明細やペーパーレス機能が豊富で従業員も使いやすい
  • 導入から運用まで伴走型のサポート体制が整っている

タレントパレット(労務管理)|人材データ活用で最適配置

タレントパレット(労務管理)出典:公式サイト

運営会社 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
月額料金 要問い合わせ
無料トライアル デモ・体験版あり
主な機能 入退社手続き、年末調整、マイナンバー管理、帳票・電子署名、検索・承認、スマホ利用、他社連携

タレントパレット(労務管理)は、人材データベースと労務手続きを一括管理できるクラウド型システムです。初期導入+月額費用は社員数によって変わるため見積もり制ですが、すべての労務機能を利用可能です。デモで全機能の操作感を確認でき、運用性の高い体制を構築できます。

タレントパレットの強み
  • タレントDBと連携し、一元管理
  • 申請・承認フローがオンラインで完結
  • スマホ対応で従業員のセルフ入力にも対応
  • 初期導入支援を含むサポート体制が充実

オフィスステーション労務|中小企業向けコスパ重視

オフィスステーション労務出典:公式サイト

運営会社 株式会社エフアンドエム
月額料金 440円~/1名(最低利用料金設定あり、税込み)
無料トライアル あり(30日間〜)
主な機能 入退社手続き、社会保険・雇用保険申請、年末調整、有給・マイナンバー管理、124種帳票自動作成、電子申請対応

オフィスステーション労務は、必要な機能だけをアラカルトで選べる導入方式が特徴です。従業員数に応じたわかりやすい料金設定と、膨大な帳票数・法令変更への自動対応により、ペーパーレス化やコスト削減を望む企業に適しています。無料トライアルで実際の運用感を確認できる点も安心です。

オフィスステーション労務の強み
  • 機能を自由に選べるアラカルト方式
  • 従業員1人あたり440円で使える定額料金
  • 124種類の帳票に対応し、法令改正も自動でアップデート
  • 電子申請やe‑Gov連携にも対応、ペーパーレス化を実現

ジンジャー人事労務|多機能と使いやすさのバランス

ジンジャー人事労務出典:公式サイト

運営会社 jinjer株式会社
月額料金 月額:300円~/ID
無料トライアル あり(要問い合わせ)
主な機能 入退社手続き、年末調整、社会保険・マイナンバー管理、帳票自動生成、人事データベース管理

ジンジャー人事労務は、1ユーザー月額300円から利用できるクラウド型システムです。入退社手続きや年末調整、帳票作成、人事情報の一括管理など、主要な労務業務に対応しています。さらに、申請や通知をオンラインで完結できるため、リモートワーク中心の組織でもスムーズに運用できます。コストを抑えながら、必要な機能を無理なく導入したい企業に最適です。

ジンジャー人事労務の強み
  • 月額300円〜と低コスト
  • 従業員データを集中管理し、情報の抜け漏れを防止
  • 帳票自動生成や各種申請書類のペーパーレス化に対応
  • チャットツールとの連携も可能

奉行Edge 労務管理電子化クラウド|大企業・中堅企業にも対応

奉行Edge 労務管理電子化クラウド出典:公式サイト

運営会社 株式会社オービックビジネスコンサルタント
月額料金 年額:180,000円〜
無料トライアル あり(30日間)
主な機能 入退社手続き、社会保険・雇用保険、マイナンバー管理、年末調整、各種帳票作成・電子申請対応

奉行Edge 労務管理電子化クラウドは、大企業・中堅企業向けに設計された高機能SaaS型システムです。180,000円の年額基本料金に加えて、従業員数やライセンス数によって1名あたりの月額料金がかかりますが、細かい制度設計や組織規模に応じた柔軟なカスタマイズに対応しています。既存の「奉行シリーズ」とシームレスに連携が可能で、企業全体の業務効率化を後押しします。

奉行Edge 労務管理電子化クラウドの強み
  • 奉行シリーズとの連携が可能
  • カスタマイズ対応が得意
  • 帳票作成や電子申請もカバー

社労夢Company Edition|企業の労務内製化を支援する高機能システム

社労夢Company Edition出典:公式サイト

運営会社 株式会社エムケイシステム
月額料金 要問い合わせ
無料トライアル あり(2カ月間)
主な機能 手続き進捗の可視化、電子申請対応、基本台帳管理、マイナンバー・帳票自動生成、他人事・給与システムとの連携

社労夢 Company Editionは、社労士事務所で培われた電子申請・進捗管理のノウハウをもとに、企業の労務手続きを効率化するクラウド型の労務管理システムです。

入社・退職・産育休などの手続き進捗を色分けで可視化し、申請漏れを防止できます。また、人事給与システムとの連携やWeb明細配信にも対応し、紙ベース業務からの脱却を支援します。さらに、無償トライアルで操作感を事前に確認できる点も魅力的です。

社労夢Company Editionの強み
  • 色分け表示で手続き進捗を一目で把握できる
  • 他システムとの連携で二重入力を削減
  • 電子申請から公文書取得を一括で処理可能

労務管理システム導入のステップ

労務管理システムは、導入すればすぐに効果が出るものではありません。準備不足のまま進めると、かえって混乱や負担を招くおそれもあります。ここでは、導入前の準備と導入後の運用定着までの流れを整理して解説します。

導入前の準備と進め方

労務管理システムをスムーズに導入するためには、現状の課題や運用フローを可視化し、自社に合った要件を明確にすることが重要です。導入後の混乱を避けるためにも、関係部署との連携や従業員への周知・説明など、事前の調整と体制づくりを丁寧に行う必要があります。

準備・検討フェーズでやること

  • 現在の労務業務フローを棚卸しする
  • 必要な機能・対応業務の範囲を明確にする
  • 関係部門(人事・総務・ITなど)と連携する
  • 複数サービスを比較・検討し、見積を取る
  • 従業員への周知方法や教育方針を事前に検討する

導入後の運用定着

システムを導入したあとに重要なのは、現場での定着です。最初は操作ミスや戸惑いもありますが、運用ルールを整備し、段階的に使い方を浸透させることで、業務の効率化やミス削減につながります。導入後も定期的にフィードバックを集め、改善を重ねることが成功のカギです。

運用定着フェーズで意識すること

  • 操作マニュアルやFAQを整備する
  • 問い合わせ対応・サポート体制を整える
  • 現場からの声を定期的に収集・改善に活かす
  • アップデートや法改正対応に継続的に目を配る

まとめ|労務管理システムで手続きがラクになる!

労務管理システムは、煩雑な手続きや情報管理を効率化し、企業全体の業務負担を大きく軽減できます。法改正や多様な働き方への対応も求められる中で、紙やExcelでの対応には限界があります。従業員の働きやすさにも直結するため、労務のデジタル化は企業運営に欠かせません。まずは無料トライアルから、自社に合ったシステムを試してみてください。

BusinessJournal編集部

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