簡単に使える、便利だという前評判が高く、インターネット上などで盛り上がっていたが、実際の使用感を確認したい。購入にあたっての注意点も含めて紹介しよう。
●Chromecastの機能
テレビにChromecastを取り付けると、テレビ画面上で動画共有サービス「YouTube」等が見られるようになるということは、よく知られているところだが、利用するために何が必要なのかが少々わかりづらい。
まずChromecastそのものを操作したり、本体に何かが表示されたりはしない。小さな端末にAndroidを搭載している製品が最近は多く出回っているが、それらとはまったく違う。Chromecastの役割は単に受信機のようなもので、操作は別途スマートフォン(スマホ)やPCから行う。
具体的には、以下のものが必須アイテムとなる。
・Chromecast本体
・HDMI端子を搭載したテレビ
・電源(テレビのUSB端子、またはコンセント)
・スマホ(AndroidまたはiOS搭載)、またはPC(グーグルのブラウザ・Chromeをインストールする)
・Chromecastと操作用端末がアクセスできる無線LAN環境
このうちのどれが欠けても、Chromecastは利用できない。また、テレビに表示できるのはYouTubeやニコニコ動画などのChromecast対応サービスコンテンツで、スマホやPCの画面をそのまま映すことは今のところできない。
●設定は簡単
先に挙げたような環境が整っていれば、設定はすぐに終わる。ChromecastをテレビのHDMI端子と電源につないで、テレビの入力ソースをHDMIに合わせ、表示されるURLにアクセスしてスマホやPCに基本アプリを1つインストールすれば、YouTube等はすぐに表示できるようになる。