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小泉進次郎が見せた「失言しない強み」とは
「2007年、柳澤伯夫厚生労働大臣の『女性は産む機械』発言も大きく物議を醸しました。講演で少子化対策について『15~50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは1人頭でがんばってもらうしかない』などと語ったものですが、批判を浴びたものの、結局辞任には至りませんでした。ちなみに、柳澤氏は今村氏と同じ東京大学法学部出身です。
慎太郎氏の場合は歯に衣着せぬ発言が持ち味となっている感がありますが、政治家は言葉尻をとらえて攻撃されるのが常のため、失言は命取りになります。しかしながら、脇が甘い議員が多く、失言による失脚は後を絶ちません。
そういう意味でスキがないのが、小泉進次郎氏です。以前、衆議院選挙で圧倒的な強さで当選したときのこと。民放の選挙特番に出演した際、MCの上田晋也(くりぃむしちゅー)から再三『どうでしょう、次の(自民党)総裁選に出てみては?』などと煽られたのですが、『政治家というのはひとつの発言が命取りになりますので……』とまったく動じずにうまくかわしました。そうしたスキルも、政治家に必要な素養のひとつといえるでしょう」(全国紙記者)
今村氏の辞任について、今後は安倍首相の任命責任も争点になることが予想され、まだまだ尾を引きそうだ。放言の代償は大きいといわざるを得ない。
(文=編集部)
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