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–夫としたら、妻にセカパがいることで嫉妬する人も多いのではないでしょうか。
秋山 その嫉妬心が逆に夫婦愛を深めているという側面があります。あるいは、休日くらいひとりでいたいと考える夫にとって、妻を連れ出してくれるセカパは、「ひとりになる時間」を与えてくれる“ありがたい存在”です。それも「夫も助かっている」理由のひとつでしょう。
–『ノンストップ!』のなかで、出演者のカンニング竹山さんが「少しくらい肉体関係があるのでは?」と発言されていましたが、実際のところはどうなのでしょうか。
秋山 疑えばキリはないでしょう。もっとも、不倫はご法度のご時勢です。芸能人やアナウンサーの不倫が発覚すれば、番組降板などの社会的懲罰を受けます。こうした例があるためか、ごく一般の会社員や主婦のほうが、不倫にならないよう気を配っている実態があります。実際に体の関係があるかどうかはわかりませんが、少なくとも対外的に「体の関係はない」と言うだけのモラルや恥を持ち合わせているといえるでしょう。
–ありがとうございました。
不倫は、法的には「不貞行為」と呼ばれる。離婚問題に詳しい弁護士によると、不貞行為と認定されるか否かは「性交渉の有無が問われる」という。つまり、既婚者同士が逢瀬を重ねても、プラトニックな関係であれば不貞行為にはあたらない。
不倫に厳しい時代となり、結婚後にもトキメキを求める人たちによって生みだされたのがセカパといったところか。
こうしてみると、冒頭で紹介した「やましいことはしていない」という小倉の言葉も、実に真実味を帯びてくる。
(構成=編集部)
『友達以上、不倫未満』 いつでも、いまでも、男女交際の形が、その時代を象徴する―。“男女の関係”ナシに深く結びつく既婚者同士のカップルたち。深い精神的紐帯から、アブノーマルな嗜好まで、二人をつなぎとめるものはさまざまだ。モラリストだけどアンモラル、やましくないけど罪深い!?そんな「セカンド・パートナー」という新しい生き方を克明にルポ。時代の素顔と欲望の正体に迫る。
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