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「(レッズに関して)投稿された内容については踏み込みすぎたという反省はないということですか?」と記者に訊かれて、「そうですね。単に観衆として残念な試合だったなとイメージを持ちましたので、それを言わせていただいただけということなので」と上西議員は答えた。すると公設第2秘書の笹原雄一氏が「殺害予告までしてくるわけで、結果としてそういう結果が出ている以上、踏み込みすぎたってことはちゃんと言わないとおかしいでしょ」と忠告。それを受け上西議員は、「当初は観衆のひとりとしてコメントさせていただいたのですが、結果的に過激な発言が寄せられることになりましたので、最終的には踏み込みすぎたのかなと思っております」と忠告通り言い直した。だが、笹原氏まで映り込むかたちですべてが視聴者の目に届くことになった。
「そのときの取材時間は36分間にもおよんだそうですが、テレビ局側のスタッフは何度も撮り直しさせられ、20回くらいになった時に、テレビ局も頭にきて、ああいう状況をすべて流したんですね。笹原氏はもともと演劇プロデューサー、イベントプロモーターで、秘書というよりはマネージャーのような存在。レッズの問題は、最初は特に意識せずにツイートしたのだと思いますが、食い付きがいいので、笹原さんがアドバイスして、わざと炎上するように持っていったのでしょう。
上西さんはタレントになりたいと思っている一方で、次の選挙にも勝てると思っているくらい抜けたところがあるので、ちゃんとコントロールしてくれる存在が必要。なんでもいいから注目されればいいというのが目的だとしたら、今回の炎上は大成功でしょう。あの2人は、深夜の議員宿舎でコソコソしているところも目撃されています。誰かがエレベーターから降りて来たら、2人でサッと物陰に隠れるのだそうです」(同秘書)
今回の問題に関して、多少とも好意的なコメントは、カンニング竹山の「タレントになって、俺と同じキレ芸みたいなことをテレビでやればいい」くらいだろうか。だが永田町では存在感ゼロ。「悪名は無名に勝る」というから、上西議員にとって“おいしい炎上”だったのに違いない。
(文=深笛義也/ライター)
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