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総選挙なら民進党が本格的に分裂か
野党第一党である民進党の前途はどうか。前原誠司代表は「まさに『自己保身解散』に走っているとしか言えない」と批判しつつも、「常在戦場のつもりで準備をしたい」と語っている。
「すでに離党する議員が続出しているが、党内にはまだまだ離党志望者がいると思われる。しかし、解散総選挙を前に離党すれば地方議員票と支持母体である連合(日本労働組合総連合会)の票が激減するため、降りられない。一方、このまま乗っていても船が沈むのはわかりきっている。内心、『逃げ遅れた』と思っている議員も多いのではないだろうか。
仮に総選挙で民進党が大敗すれば、前原代表は引責辞任に追い込まれる可能性もある。そのとき、次期代表に近いのは枝野幸男議員だ。右派の前原代表から左派の枝野議員に揺り戻しが起きることで、党内の右派グループは政治信条が近い“小池新党”に移ることも考えられる。
つまり、選挙後に本格的に民進党が分裂するという構図だ。また、“小池新党”が多数の候補者を擁立すれば、必然的に民進党と票の食い合いになるため、いずれにしても民進党は沈む可能性が高い」(同)
解散総選挙となれば、2014年12月以来、約2年10カ月ぶりとなる。「早くても年内」との予測を大きく前倒しする決断を安倍首相が下すのかどうか、注目される。
(文=編集部)
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