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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

豊田真由子、現在もスタッフを罵倒…未公開の「怒号」音声データが大量に存在

文=神澤志万/国会議員秘書

「汚部屋」「片付けられない女」

 発端となった「ハゲ問題」も、「Bさんのミスがひどすぎたせい」とのことですが、果たしてそうでしょうか。まず大前提として、バースデーカードの宛名を間違えたのは、「ハゲ」と罵倒されたBさんではなく、第一秘書のCさんでした。

 それらをすべてBさんのせいにして、「嫌がらせのようにしょっちゅう間違えてばかりいるBさん」を思わず厳しく叱責した……という話にしていますが、その前提からしておかしいと言わざるを得ません。

 そして、長くバースデーカードの発送作業を担当していたスタッフを問答無用でクビにしたのは、豊田先生ご自身ですね。クビになった担当者はきちんと引き継ぎ書をつくっておいたのに、Cさんがそれを見ないで作業したことがミスの原因です。

 そもそも、なぜBさんはICレコーダーを用意して録音しようと考えたのでしょうか。それは、豊田先生が常に怒鳴っていたからです。あの日だけ「思わず声を荒らげてしまった」のであれば、録音はできませんし、しようとも思いません。

 そして、Bさんだけでなく、ほかにもたくさんの元秘書たちが豊田先生の暴言を録音しています。この大量の録音データがいっぺんに世に出たら、どのように説明されるのでしょうか。

 豊田事務所のスタッフは公設秘書からアルバイトまで常に怒鳴られ、家族のことまであげつらわれて、クビにされたり自ら辞めたりしています。身を守るために録音しようと思うのは当然のことでしょう。

 また、豊田事務所は、「汚部屋」でも有名ですね。突然辞めさせられた(あるいは辞めた)スタッフたちの私物も多く、誰も引き継いでいない書類があちこちに散乱しているようです。

 また、豊田先生ご自身も「片づけられない女」として有名です。デスクの上は病的な乱雑さだと聞いています。そんな汚部屋で建設的な政策立案はできないと思います。

元秘書たちは「甘く見るな!」と憤っている

 スタッフとまったく連絡を取らなかったのに、いきなりメディアの取材を受けたことも問題だと思います。一連の報道を受けて自民党に離党届を出してからの3カ月間は、どちらにいたのですか?

 国民の血税から給料をいただいている以上、せめて病状や入院先の病院を公表すべきでした。もっとも、豊田先生は以前から秘書をまったく信用せず、独断専行でしたね。秘書をはじめ、他人を信用してこなかったツケが回ってきたということに気付いているのでしょうか?

 また、ママ友もいないと聞いていますが、やはり誰も信用できないし、自分より能力が低い方とはお付き合いしないからではないでしょうか。有権者に選ばれる議員としての資質に疑問符がつきます。

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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