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●渡邉元会長「具体的な提案をしたが、ご納得いただけなかった」
会社側のこのような対応の末、約1年間にわたる調停は決裂。夫妻が会社側を提訴しようとすると、渡邉元会長は提訴前日の12月8日、自身のフェイスブックページで次のように発言した。
「労災認定されたことを勿論受け止め、経営者として一生忘れられない、猛省すべき出来事であったことを認めた上で、ワタミからご遺族に具体的なご提案をするなど真摯に対応してまいりました」
「しかし、ご遺族にはご納得いただけなかったため、調停は不調により終わりました。そこで、司法に判断を委ねることに異存はありません」
渡邉元会長の言葉を受けて、豪さんは次のように言う。
「(渡邉元会長は)猛省すべき出来事と言うが、私たちの印象ではまったく反省していないように見えます」
「『具体的な提案をした』とあるが、実際にはワタミ側から具体的な提案などなく、自己弁護と自己正当化と自己中心的な解釈を繰り返すばかりでした。彼らの説明では、なぜ死んだのかが、明らかになりません」
渡邉元会長は、事前交渉の期間から通して、ワタミの役職に就いておらず、調停当事者にはなっていなかった。今後の裁判での動向を注視していきたい。
(文=佐藤裕一/回答する記者団)
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