闘うジャーナリスト・佐々木奎一がゆく！ ワーキングクラスの被抑圧者たち 第四回
銀行の強引勧誘で4千万円損害 被害者が語るデリバティブの罠
もはやこれは詐欺ではないか。その点を確認したところ、岡林弁護士は「詐欺だと思います」と断言した。
なお、北陸銀の広報担当者に、このデリバティブ訴訟での水野氏の訴えについての見解を質問したところ、「裁判については一切答えません」というのみだった。裁判の行方を注視したい。
（文＝佐々木奎一／ジャーナリスト）
●佐々木奎一（ささき・けいいち）
「My News Japan」を中心に、「別冊宝島」や「SAPIO」「週刊ポスト」などで執筆する ジャーナリスト。企業のパワハラや不当解雇などの労働問題を中心に、政治家の利権や原発問題に絡むメディアの問題なども取材をする。これまでに、「キユーピー」のパワハラ問題の追及や大企業の障害支社雇用に関する問題提起、バンダ イナムコの社員うつ病問題などを追求して話題となっている。
