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おとり広告を見破る方法
そのため、賃貸住宅を探す人は、こうしたおとり広告につかまらないようにしてほしいと思いますが、その見分け方は難しく、単純にネット上の情報を見ただけではわかりません。
しかし、ネット上で物件情報を見る場合に、次の2点を注意すればある程度はおとり広告につかまらないようにすることはできます。
(1)更新日付に注意する
本当に良い条件の物件はそれほど長く掲載されませんから、情報掲載日または更新日が古ければ注意が必要です。
(2)複数の不動産情報サイトで確認する
同じ物件情報が複数の情報サイトに掲載されていた場合に、どれか一つでも「成約済」などの記載があれば、すでにその物件は決まってしまっている可能性は高いと考えられます。
しかし、最も良い方法は、掲載している不動産業者へ電話で確認することです。そこで「すでに決まっている」「もっと良い物件がある」など、その物件の話をせずに他の物件を紹介しようとする場合、おとり広告の可能性が高いので要注意です。
そこから先は、冷静な判断が必要です。その問い合わせがきっかけで、本当に良い物件を紹介してもらえる場合もあるとは思いますが、おとり広告を出した可能性がある業者と付き合うのでしょうか。筆者は、厳しく規制されているおとり広告を行っている可能性がある業者とは取引しないほうがいいと考えます。
物件情報は賃貸住宅を探すうえで大事な情報です。その情報を大事に扱っているかどうかは、重要なポイントです。住宅選びは、物件を選ぶ以上に取り次いでもらう業者を選ぶという意識で見るといいでしょう。
(文=秋津智幸/不動産コンサルタント)
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