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中村芳子「お金のことで苦労せず、人生を楽しむためのお金の基本」

低所得者は高所得者より7百万円も損?貧富の差の現実…車購入で貧乏にならない方法

文=中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー
低所得者は高所得者より7百万円も損?貧富の差の現実…車購入で貧乏にならない方法の画像1「Thinkstock」より

 この前までしばらく、アメリカで暮らしていた。アメリカは貧富の差が激しく、金持ちはさらに金持ちになり、収入が平均以下の人はどんどん貧しくなっていくのを目の当たりに見てきた。日本の社会もアメリカに近づいている。下り組ではなく、上り組になるためには、どうしたらいいのか。お金の基本を解き明かしていきます。

(1)で貧乏にならないために

 世の中は、金持ちに有利な仕組みになっている。アメリカでは、収入が高く財産を持っている人ほど支払う税金が少ない、という現実がある。金持ちは高い報酬を払って有能な税対策アドバイザーを雇えるので、節税ができるのだ。

 貧乏は高くつく、低所得者は損をするというのは、日本でも同じ。

 たとえば、車。金持ちはもちろん現金で買う。すると500万円の車を10%オフの450万円で買えたりする。50万円の得だ。5年ごとに車を買い替えると、50年では500万円の得になる。

 一方、貧乏な人は車を現金で買わない。150万円の車を全額ローンで買ったとする。金利5%、5年ローンだとトータルで約170万円返済することになる。20万円の損。5年ごとに車を買い替えると、50年で200万円の損になる。

 車の保険でも似たようなことが起こる。金持ちは最大限の補償をつける。だから、事故にあっても車が盗まれても損することはない。

 一方、貧乏な人は車の保険料をケチってしまう。毎月払う車のローンだけで手一杯なのだ。自賠責だけ、という人もいる。そうすると車が盗まれても補償がないから泣き寝入り。150万円の損。事故を起こしたら損害賠償で1000万円を自腹で払わなくてはいけなくなり、10年以上かかってそのために借金を返済し続けることにも。恐ろしい。

 これは、負のスパイラルのほんの一例である。では、車で貧乏にならないためには、どうしたらいいだろう。

第1条:車は現金で買う

 まず、これが大切だ。とはいえ、地方などでは通勤や日々の暮らしのため、学校を卒業してすぐ、貯金ができる前に車を買わなくてはいけないこともある。1台目は仕方がない、目をつぶろう。ただし、予算はなるべく低く抑えること。絶対に100万円以下の中古。目安は給料の3カ月分以下だ。そして3年でローンを返済し終わり、3~5年でお金をためて、2台目は現金で買う。

中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー

中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー

1985年よりFP業に携わる日本のFPの草分け。 女性FP協会(現WAFP関東)の設立者の一人、初代理事長。 1991年に会社を設立。パーソナル・コンサルティング、金融記事の執筆、金融企画のアドバイスなどを行っている。マネックス証券創業時より7年間アドバイザーをつとめる。みずほ銀行の夫婦向けマネーサイト「おうちのおかね」(2010―2016)を監修。辛口だが、お金だけにとらわれないユニークで温かいアドバイスが人気。


主な著書に『50代のいま、やっておくべきお金のこと』『20代のいま、やっておくべきお金のこと』(以上ダイヤモンド社) 『女性が28歳までに知っておきたいお金の貯め方』(三笠書房) などがある。『3日でわかる聖書』『養子でわくわく家族』『神の津波』など、お金以外の著書や翻訳もある。

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