スマホやゲームで年20万円も出費増…生活困窮の元凶・デジタル費はこう見直せ!
第一歩は、「自分がいくら使っているか」を知ること。上にあげた項目に自分がいくら使っているかを、ざっと洗い出してみよう。ひとり暮らしなら自分の分だけでいいが、家族持ちなら家族全員分をチェックしておくといい。
・固定電話:月額
・自宅のネット利用料(プロバイダ含む):月額
・スマホの通信料:月額
・パソコン:約( )円のものを( )年に1度買い替え→月額換算
・スマートフォン約( )円のものを( )年に1度買い替え→月額換算
・アプリやコンテンツ、ゲーム代:月額
・音楽配信サービス:月額
・映像配信サービス:月額
・通信販売のプレミアム会員:月額
・合計:月額×12=年額
さて、あなたの年額はいくら? 金額の大きさに驚かれたのではないだろうか。仕事やライフスタイルにもよるが、デジタル関係費は多くても手取り収入の5%以下に抑えたいところ。月収25万円の人なら、1万2500円以下が理想。このラインをオーバーしていたら、どこをいくら削れるか、真剣に考えてみよう。
即効性があるのは、スマホの通信料を見直すことだ。通信会社やサービスの変更、格安スマホの利用で月3000円以下にするのも不可能ではない。パソコンやスマホを長く使い、買い替え周期を1~2年延ばすのも効果的だ。アプリやコンテンツ、ゲームの購入は慎重に。月の予算を「500円以下」などと決めるといいだろう。音楽や映像の配信サービスに年間1万円以上も払う価値があるのか、よく考えよう。利用頻度や満足度が低ければ、思い切って解約する。この作業は1回行えば終わりではなく、年に1回くらい定期的に実施することをお勧めする。
デジタル費を捻出するための節約ポイント
デジタル費の膨張は、生活のいろいろなところに影響を与えている。若者がお金を使わなくなったといわれるのは、次のような項目だ。
・食費:500円以下のファストフードやコンビニ弁当で済ませるようになった
・服:ファストファッションの登場もあって、服や靴にお金をかけなくなった
・旅行:現地に行かなくてもネットで情報が得られるため、出かける必要を感じなくなった
・車:車を持つことがステータスじゃなくなり、必要なときだけレンタルする人が増えた