4月27日からの10連休が迫ってきた。これまで経験したことがない超大型連休のため、我々の生活にどこまで大きな影響が出るかも不明で、さまざまな注意喚起を行う報道も目立つ。運送会社が休むことで物流が滞り店頭が品薄になるのでは、病院が休むと急病人があふれて一部の救急医療機関に殺到するのでは、保育園が閉まるのでベビーシッター難民が発生するのでは、と不安も多い。なかでも気になるのは、銀行の営業状況だろう。
現金の引き出しや振り込みなどの取引について、各行の対応はどうなっているのか、まずは公式サイトに説明があるか調べてみた。先頃はスマートフォンで取引する人も多いだろうし、お知らせはホームページ(HP)以外にツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で行っている場合もあるが、ひとまずHPでの状況を見ていこう(なお、10連休が近づくと告知の状況も変わっていくだろうことをお断りしておく)。
休日扱いのATMは手数料に注意
まずは、大手銀行の公式サイトを見に行く。チェックしたのは、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行の5行だ。いずれも窓口業務が多い銀行だけに、サイトのトップページに“お知らせ”してある。「改元・10連休に関するお知らせ」「ゴールデンウィークGW中の営業のご案内」などという項目がそれだ。3月まではトップ画面にお知らせがなかったみずほも、4月に入ってから始まった。
いずれの銀行も、窓口は4月27日~5月6日までは原則として休業日だ。ただし、住宅ローン専門支店や、もともと休日営業をしている店舗に関しては、開いているところもあるようだ。たとえば三井住友銀行の場合、4月27日(土)・28日(日)に限り、休日営業店舗は営業するという。みずほ銀行も4月27日~30日、5月2日・5月6日は休日営業店・休日相談会開催店での営業がある。
となると、どうしても10連休前後、特に4月26日(金)、5月7日(火)は激込みとなりそうだ。加えて4月25日も、給料日と重なる企業が多いため何かと混雑するだろう。25日に現金を下ろしたい人は、朝一でATMに並ぶのがよさそうだ。
ATMといえば、もちろん連休中も稼働はしている。しかし、日曜・休日扱いのため、手数料は平日より上がる。後で触れるが、高い引き出し手数料を払うならキャッシュレスでの支払いを選んだほうが損はないだろう。
振り込みについてはどうか。もちろん、休み中の振り込みは窓口外での手続きとなり、ATMもしくはネットバンキング経由で対応する。振込先が365日24時間対応の金融機関であれば、連休中でも即時振り込みはできそうだ(未対応の金融機関あての場合は、4月26日15:00以降の振り込みは5月7日の入金となる場合があるので注意)。※メンテナンスで利用できない時間がある場合も、給与振り込みなどは別途で手配の指定日あり。
ただし、ゆうちょ銀行利用者は、ATM・ゆうちょダイレクトとも5月3日・4日・5日については他行への振り込みはできないとなっている(5月6日の7:00以降は可能)。ユーザーは念のため覚えておこう。
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