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政府、官庁、党が「厚生年金基金の廃止」という方向で一体になって検討を進めている以上、遠からず厚生年金基金は廃止される公算が大きい。そうなれば、次の私的年金制度の主流が、確定拠出年金になることは確実だ。
確定拠出年金は加入者自らが年金資金の運用方法の指図を行うもので、その運用成績が将来受け取る年金額に反映されることになる。つまり、上手に運用すれば将来の年金額が増えるが、失敗をすれば年金をもらえなくなる可能性すらある。そう考えると、まるで加入者個人がAIJと同じようなリスクを背負い込むようなもの。
それでも、私的年金制度で確定拠出年金が主流になれば、自らの老後の幸せのため、好成績の運用をあげる努力をせざるを得ない。せいぜい、今から金融商品の勉強でもしておこうか。
(文=鷲尾香一)
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