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「もう結婚に恋愛は要らない! ~恋愛しない若者たち」

精子買い、産むだけ婚を求める女性増…夫不要でただの精子バンク扱い?

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 今回の調査や取材で見えてきたのは、今の若い女性たちが、せっかく「子どもが欲しい」と願っても、なかなか「この人」と思う男性や、望むような結婚スタイルに出逢えない現状だ。

 その結果、「もう子どもだけいればいい」と歪んだ割り切りをしてしまう女性たちも、決してゼロではないということだ。

 彼女たちを、頭ごなしに批判するのはたやすい。しかし、もし本気で少子化対策や「出生率を1.8に」と言うなら、まず国は「子を持つ夫婦は入籍、同姓が当たり前」といった古い制度などを、少しずつでも改めるべきだろう。

 同時に、上の世代も、そろそろ「介護は嫁の役目」や「長男・長女」といった概念を見直す時期だ。すでに時代に合わないこうした概念が、いかに若い女性たちを結婚から遠ざけ、場合によっては歪んだ妊娠・出産へと向かわせてしまうかを認識しなければならない。

 本来、恋愛や結婚、出産は「ハッピー」なことのはず。でも、今の若者たちは、能天気に「恋愛しちゃおう」とか「結婚、出産すれば、万事オッケー」とは考えない。それだけ、古い結婚観が抱える矛盾や、その先のリスクに気づいているからだ。だが、制度や概念を改めることぐらいは、大人たちにもできるはずだ。

 さて、本特集も終盤に入ってきた。次回は、いよいよ「恋愛しない若者たち」が恋愛リスクの筆頭に挙げる、「彼氏・彼女が、もし『SNS探偵』になったら?」の不安と疑問に答えよう。
(文=牛窪恵/マーケティングライター、世代・トレンド評論家、有限会社インフィニティ代表取締役 編集=平澤トラサク/インフィニティ)

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●牛窪恵(うしくぼ・めぐみ)
マーケティングライター、世代・トレンド評論家、インフィニティ代表取締役。1968年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。その後、フリーライターとして独立し、国内外で行動経済(心理)学を学ぶ。2001年4月に、マーケティングを中心に行うインフィニティを設立。『所さん!大変ですよ』(NHK総合)、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系列)ほかでコメンテーター等を務める。トレンドやマーケティング関連の著書が多数あり、「おひとりさま(マーケット)」(2005年)、「草食系(男子)」(2009年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネートされた。近著は『恋愛しない若者たち』(ディスカヴァー21)。
『恋愛しない若者たち ~コンビニ化する性とコスパ化する結婚』


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