都会の喧騒にもまれながら働き、たまりにたまった1年の疲れを取るため、この年末年始はしっぽりと温泉に浸かって癒されたい――そう考えていても、「遠くまで行かなければならないとなると、面倒くさい」という人も少なくないだろう。
だが、東京23区内にも天然温泉の露天風呂を売りにした施設は意外に多いことをご存じだろうか?
お台場の「大江戸温泉物語」や東京ドームに併設されている「Spa LaQua(スパ ラクーア)」などはレジャースポットとして有名だが、そういったメジャーどころ以外にも天然温泉の露天風呂を備えた施設は多数あり、23区内だけでも20軒弱ある。
そこで今回は、都内在住なら日帰りで気軽に足を運べてゆったりと癒しを得られる23区内の露天風呂付き天然温泉施設を5カ所ご紹介したい。
1カ所で2種類の温泉を堪能できる施設も
まずは、目黒区の「ぽかぽかランド鷹番の湯」。閑静な住宅街にある公衆浴場で、泉質は無色無臭なメタケイ酸の冷泉だ。メタケイ酸は肌の新陳代謝を促進するなどの美肌効果があり、女性からも人気が高い。
露天風呂はもちろん、寝湯やジェットバスなど全12種類のお風呂を揃えているため、都会にいながらにして、のんびりとした至福の時間を味わえる。2015年12月からは微弱電流による心地いい刺激を楽しめる「パルスマッサージバス」も導入している。
【ぽかぽかランド鷹番の湯】
住所/東京都目黒区鷹番2-2-1
アクセス/東急東横線学芸大学駅から徒歩7分
入浴料/大人460円
営業/平日15:00~24:30、土曜・日曜・祝日14:00~24:30(金曜定休)
電話/03-3713-1005
ホームページ/http://www.takaban-yu.com/
次に、品川区の「武蔵小山温泉 清水湯」だ。大正時代の1924年創業という歴史ある温泉施設で、大人460円の銭湯料金で「黒湯温泉」と「黄金の湯」という2種類の天然温泉を堪能できる。
黒湯温泉は地下200メートルから湧き出る琥珀色の滋養したたる温泉。フミン酸、ミネラル、イオン分が豊富に含まれた高効能なモール泉で、いつまでも新鮮なミネラル成分を蓄えているのが特徴だ。重炭酸ソーダ泉という泉質で肌の軟化作用に優れており、保湿や保温の効果が期待できるという。
黄金の湯は、黒湯温泉よりもさらに深い地下1500メートルの地層から湧き出ている。泉温38度で高張性の天然温泉はヨード成分が非常に豊富で、切り傷や擦り傷などの治療にも効果が期待できるという。
【武蔵小山温泉 清水湯】
住所/東京都品川区小山3-9-1
アクセス/東急目黒線武蔵小山駅から徒歩5分
入浴料/大人460円
営業/平日・祝日12:00~24:00、日曜8:00~24:00(祝日を除く月曜定休)
電話/03-3781-0575
ホームページ/http://www.shimizuyu.com/