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松崎久純「ビジネスパーソンの自己啓発」

資格やスキルがあっても報われない人の習慣、上司に信頼されない人の習慣

文=松崎久純/グローバル人材育成専門家、サイドマン経営代表
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 会社の役に立つどころか、全体のモラルやレベルを下げる人にならないよう気を付けたいものです。資格スキルアップについては、地道に努力を続ける人はいるものですから、そういう人たちと付き合うか、自分がそうした模範となるよう取り組みたいところです。

理不尽な要求は、上手に断ればOK

「上司や顧客の役に立つために」と考えて行動していると、それによって理不尽な状況に追い込まれることがある――このような心配を抱く人も少なくないようです。

 業務の改善提案をしたら「おっ、いいアイディアだな。ぜひやっておいてくれ」と丸投げされるとか、顧客にとって便利と思うものを用意したら、次から当たり前のように要求されるという話は珍しくないからです。これでは上司や顧客にいいように使われるだけと感じても無理はないでしょう。

 しかしながら、ここでは上司や顧客のイエスマンになることを勧めているわけではありません。そうした周囲からの要求に対しては、どのあたりまで対応するのが適切なのか見極め、上手にやっていく必要があります。

 仕事そのものとは別に、日本ではたとえば残業をするのが当然のように考えられている組織が少なくないため、それが習慣になっていることも多いですし、同じ職場の人と飲みに行くようなことも、文化のように存在していることがあります。その場合、そうした残業や付き合いを断り続けるのが大変なこともあるでしょう。

「人の役に立つために何ができるか」を考え行動するにあたっては、こうした(考え方次第では)理不尽に思えることについての対策案を決めて、どこかで線を引いておくことも必要です。

 周囲の言いなりになるのではなく、けじめのある姿勢で仕事にあたるというセルフイメージが大切になることもあります。そうした考えを持っていれば、それを尊重してくれる人も数多く現れてくるものなのです。

「人のために何ができるか」を考えて行動を続けたときには、物事を任せてくれる人や、あなたを信頼してくれる人が増えてくるでしょう。成功が、思っていたよりも近くにあると感じるときが来るはずです。
(文=松崎久純/グローバル人材育成専門家、サイドマン経営代表)

●松崎久純(まつざき・ひさずみ)
企業の海外赴任者や海外拠点の現地社員を対象にグローバル人材育成を行う専門家。サイドマン経営・代表。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤講師。著書に『好きになられる能力 ライカビリティ 成功するための真の要因』(光文社)、『英語で学ぶトヨタ生産方式 エッセンスとフレーズのすべて』(研究社)、『イラストで覚える生産現場の英語』(ジャパンタイムズ)など多数。

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