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中村芳子「お金のことで苦労せず、人生を楽しむためのお金の基本」

素人でも月3万円積み立てで、自動的に20年後に1200万円貯まる方法?

文=中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー
素人でも月3万円積み立てで、自動的に20年後に1200万円貯まる方法?の画像1「Thinkstock」より

2018年 投資を始める最大のチャンスが来た!

「投資したいけど、まだ始めてない」「ちょっと投資してみたけど、やめちゃった」という人が、FP相談にこられるお客さんにも友人にもたくさんいる。もしかしたら、あなたもそのひとり?

 投資の儲けに税金がかからない、というNISA口座。4年前の2014年1月にスタートしたが、「口座はつくったけど何も買っていない」という人がたくさんいる。そんな人に朗報。まったくの投資初心者のあなたも、安心して始められる制度が始まった。それが、つみたてNISAだ。

つみたてNISAの魅力

素人でも月3万円積み立てで、自動的に20年後に1200万円貯まる方法?の画像2『20代のいま、やっておくべきお金のこと』(中村芳子/ダイヤモンド社)

 つみたてNISAの魅力はたくさんある。一番強調されるのは「20年間利益に非課税」という点だけど、それだけじゃない。

(1)積み立てで投資信託を買っていくという、理想の投資法ができる。
(2)選べる投資信託は、長期の投資でパフォーマンスが高くなりやすいインデックスファンドが主流。
(3)インデックスファンドだから手数料が安い。
(4)買える投資信託の種類が多くないから、初心者でも選びやすい。
(5)投資先の違う投資信託をいくつか組み合わせて、リスクに強いポートフォリオをつくれる。
(6)最長20年という長期の運用期間が設定されているから、気長に資産づくりとして取り組める。
(7)iDeCo(個人型確定拠出年金)などと違い、途中でのプラン変更や引き出しが自由なので、気軽に始められる。

 以下、順に説明していこう。

 私は以前から、「投資は、インデックス型の投資信託を積み立てで買っていこう」と勧めてきた。2004年出版の拙著『20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)でも、「投資は、日本株のインデックスファンドを毎月1万円ずつ買うことから始めよう。慣れたら、ファンドの種類を増やしていこう」と提案している。14年に同書の新版が出版されたが、同じことを書いた。投資の基本は変わらないのです。

 この利点は「ドルコスト平均法」というシンプルで効果的な投資手法が自動的に働くということ。値動きのある投資商品を、毎月同じ金額、1万円とか3万円ずつ買っていくと、値段が高い時には少なく、値段が安い時には多く買うことになるので、平均購入単価を安く抑えることになる。その結果、損をするリスクが小さくなり、安定した利益を期待しやすくなるのです。

 前々回のコラムで紹介した通り、過去10年間(07~17年)、インデックスファンドの投資信託で積み立てていたら、インデックスの種類によって5%から12%で運用できた計算になる。月3万円をインデックスファンドで積み立てていたら、元本360万円が464万円〜699万円になっていたことになる。

中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー

中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー

1985年よりFP業に携わる日本のFPの草分け。 女性FP協会(現WAFP関東)の設立者の一人、初代理事長。 1991年に会社を設立。パーソナル・コンサルティング、金融記事の執筆、金融企画のアドバイスなどを行っている。マネックス証券創業時より7年間アドバイザーをつとめる。みずほ銀行の夫婦向けマネーサイト「おうちのおかね」(2010―2016)を監修。辛口だが、お金だけにとらわれないユニークで温かいアドバイスが人気。


主な著書に『50代のいま、やっておくべきお金のこと』『20代のいま、やっておくべきお金のこと』(以上ダイヤモンド社) 『女性が28歳までに知っておきたいお金の貯め方』(三笠書房) などがある。『3日でわかる聖書』『養子でわくわく家族』『神の津波』など、お金以外の著書や翻訳もある。

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