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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

新潟県知事選の辛勝で与党が勘違い…自民党内が真っ二つ

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 地元では、「最初から接戦が予想されていたので、争点にならないように池田さんと同じことを言っていただけ」という受け止め方が多かったようです。とはいえ、花角氏のこれまでの実績は評価できるため、神澤は「有権者が“候補者の質”で冷静に判断した結果だな」と感じました。

 つまり、花角氏の勝利は「自公のおかげ」というわけではないのです。一方で、自公が支持していたのも事実なので、安倍晋三首相と参議院自民党はまた勘違いしているようです。

「知事選も勝ったし、国会の会期は7月いっぱいくらいまで延長だな」

 参議院自民党の議員が漏らしていました。本当に勘弁してほしいです。小さい子どものいる秘書は「このままでは、夏休みの予定も立てられない」と今から涙目です。

参議院議員の定数増をめぐり、自民党内で対立

 実は、参議院の議員定数を増やす法案が今国会に提出されていて、与党は同法案を通したいようです。ご存じのように、今は全国で「一票の格差」が問題になっています。それを解消するために、2016年の選挙から「鳥取県と島根県」「徳島県と高知県」がひとつの選挙区になりました。いわゆる「合区」です。隣接県の選挙区をひとつにすることで、「一票の格差」を是正しようという趣旨です。

 与党は、この合区をやめて「各県で最低でも1議員を選出」というふうにしたいのだそうです。一票の格差をめぐっては最高裁判所も違憲の判断を下していますが、それにもかかわらず定数を増やしたいというのは意味がわかりません。

 また、この問題は自民党内でも衆議院と参議院で対立しているようです。とはいえ、「参議院の独立性を尊重する」という建前で、表立っての反対はできないようです。実際には、多くの衆議院自民党の議員が「定数増なんて、世間に通用しない」と理解はしていると思いますし、小泉進次郎議員のように堂々と発言している議員もいます。

 今のところは陰で愚痴っている衆議院議員がほとんどですが、さすがにマスコミもこの流れには反対の論調です。秘書たちは「今後、自民党内、公明党、野党、マスコミを巻き込んでぶつかったら、相当殺気立つだろうね」と戦々恐々としています。

 そんなこんなで、毎日くたくたです。先日、マッサージに行ったら、さらに衝撃的なことがありました。

「もしかして、プロレスしていた人ですか?」

 真顔で聞かれました。笑ってごまかしましたが、あとで秘書仲間たちに話したら大ウケでしたよ。前回の総選挙で増えてしまった体重を維持していたからでしょうか。この日から、きっぱりとダイエットを決意しました。それにしても、誰と間違えられたのか気になるところです。今度行くときは、恐る恐る聞いてみようと思っています。

 ちなみに、神澤が女子レスラーで親しみを持っているのは、元参議院議員の神取忍さんです。繰り上げ当選で参議院議員を務められていたのですが、とても大変そうでした。きっと、「もう国会議員なんてこりごり」と思っているのではないでしょうか。

 まぁ、神澤もある意味、毎日戦っていますけどね。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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