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松村太郎「米国発ビジネス&ITレポート」

アップルがスマホ中毒防止機能、恐ろしいSNS利用実態…フェイスブック、価値低下の危機

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アップルのロゴ(撮影=編集部)

 米アップルは6月4日から、カリフォルニア州サンノゼで世界開発者会議「WWDC 2018」を開催した。ハードウェアの発表はなく、秋に配信するiOS 12、watchOS 5、tvOS 12、macOS Mojaveの4つのソフトウェアとその新機能、新たなアプリ開発キットを披露する、「開発者会議」然としたイベントだった。

 そのなかでも注目を集めたのが、iOS 12に搭載されるスマートフォン(スマホ)中毒防止機能「スクリーンタイム」だ。この機能は、アップルが1月に主要株主と全米の教職員の団体から受け取った公開書簡に応えるものだ。子どものスマートフォンの使いすぎを防ぐ機能を盛りこむことで、アップルの価値がより高まるとしている。

 この書簡は、シリコンバレーで「スマホ中毒」や「デジタルデトックス」といったテクノロジーとの付き合い方やその管理を、2018年のトレンドにするには十分なインパクトだった。大株主からの要求に応える姿勢を見せることは、公開企業として重要だ。しかしアップルがこの公開書簡とトレンドを利用し、自分たちの思いを実現した側面も、垣間見ることができる。

まったく把握していない「スクリーンタイム」


 自分がスマホの画面を1日何時間眺めているか、知っている人は少ないだろう。何件の通知を受けとり、何回スマホを手に取っているか。また各アプリに1日何時間を費やしているか。正確に答えられる人はいないはずだ。

「データがないものは改善できない。だからデータを可視化しよう」。これはシリコンバレーに限らず、企業がビジネスを加速させたり改善する際の、基本的な行動パターンといえる。それを人間に当てはめるという点はシリコンバレーらしい。

 アップルは、一人ひとりのスマホ使用を毎週レポートし、自分がどれだけスマホを見ているのか、SNSを何時間使っているのか、といったデータを示す機能をiPhoneに用意した。おそらく多くの人が、その結果を見てハッとするだろう。そして2週目、3週目とレポートが届くにつれ、自分は何をすべきかわかってくる。多くの場合、SNSアプリへの中毒症状を目の当たりにすることになるからだ。

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