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16歳アイドル・大本萌景さん自殺、「母親が事務所に学費借り入れを相談」が議論呼ぶ

文=編集部
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16歳アイドル・大本萌景さん自殺、「母親が事務所に学費借り入れを相談」が議論呼ぶの画像1柳原可奈子

 アイドルグループ「愛の葉Girls」のメンバー・大本萌景さんの自殺をめぐり、遺族が所属事務所を提訴。パワハラ行為や金銭問題などが浮き彫りになり、著名人も相次いで言及するなど波紋が広がり続けている。

 16歳の萌景さんが自ら命を絶ったのは今年3月のこと。愛媛県のご当地アイドル「愛の葉Girls」は“農業アイドル”というキャッチコピーを掲げ、メンバーは農産物のイベントやステージなどに出演。萌景さんはイベントやレッスンへの参加などのグループ活動と、学業の両立を図っていたという。

 しかし、イベント当日は早朝集合・深夜解散という状況も発生するなど拘束時間が長く、思うように高校に通うことができず。公開された萌景さんと事務所スタッフのLINEでのやりとりでは、仕事より学校の遠足を優先しようとする萌景さんに「お前の感想はいらん。学校の判断と親御さんの判断の結果をそれぞれ教えろ」と返信されている。事務所側の高圧的な態度は恒常化していたとされ、「次また寝ぼけた事言いだしたらマジでぶん殴る」「返事せえや」と脅迫まがいの文面もあった。

 また、母親の幸栄さんによると、萌景さんが編入予定だった全日制高校の学費を事務所から借りる予定だったという。しかし支払い期日直前になって、事務所が費用の貸し付けを撤回。グループ脱退を申し入れた際には、事務所社長・佐々木貴浩氏から1億円を支払うよう要求されたといい、幸栄さんは佐々木氏が萌景さんを裏切ったと陳述書で訴えた。これに対し、佐々木氏は1億円を要求したことについては全面的に否定している。

 こうした一連の流れを取り上げた14日放送のテレビ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、“自殺”という選択肢について松本人志が「死んだら皆がかばってくれるって風潮が僕は嫌」「勉強や授業でも“死んだら負けやぞ”ってもっともっと教えていくべき」とコメントして話題に。

 一方、学費を事務所から借りようとしていた件について、16日放送の『バイキング』(同)では疑問を唱える声が続出している。萌景さんの心情に理解を示しつつ、坂上忍が「親の管理から全部外れちゃうって大丈夫なんですかって思う」と発言。高橋真麻は「そもそも、どうして事務所に進学費用を借りようとしたのか、っていうこと自体が不思議」と疑問を投げかけた。さらに柳原可奈子も「生活に困窮して工面できなかったわけではないと」「なんで不信感を持っている、辞めようとまで思っている事務所から借りてっていうのが、何回読んでも理解できない」と語った。

 ネット上でも関心は高く、「証言が本当なら事務所のブラックぶりがえげつないな」「10代の女の子が自殺に追い込まれるほどの環境なんて想像しただけで辛い」「正直なところ、裁判起こせるお金はあるのに娘の学費は事務所をアテにしてたの? って思っちゃう」などとさまざまな声が。裁判で真相は明らかにされるのか、その行方に注目したい。
(文=編集部)

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