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ソフトバンク大規模障害、通信部門の人員4割削減が議論呼ぶ…上場に冷水、株価に影響も

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ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏(写真:ロイター/アフロ)

 6日13時39分頃、ソフトバンクの携帯電話で大規模な通信障害が発生し、北海道、大阪、名古屋、福岡など広い範囲に影響が広がった。同社によれば、18時頃から順次、復旧し始めているというが、今回の障害の原因について、ITライターの佐野正弘氏は次のように語る。

「ソフトバンクはLTE交換設備の不具合が原因だと説明しています。通信機器のソフトウェアに問題があったとの海外報道もあるようですが、詳細はまだ不明です。同社で起きた今年2月の障害は、固定音声網の中継区間の設備増強工事の際に他通信事業者への中継機器において不具合が発生したことが原因でした。今回も、なんらかの工事や機器交換時に発生した可能性も考えられます」

 ソフトバンクの携帯電話では、今年2月には約9時間にわたり大規模な通信障害が発生していたが、同社でたて続けに障害が起きる背景には、何か要因あるのだろうか。

「現時点で公になっている情報だけでは、なんともいえません。当面は慎重に回線の運用に当たっていくでしょうから、今後障害が発生する可能性は低いでしょうが、かつてKDDIが大規模障害を連続して起こした事例もあるので、100%ないとはいい切れません」

 そして佐野氏は、今回の障害がソフトバンクの経営に与える影響について、次のように懸念を示す。

「ソフトバンクは今月19日に上場を予定しており、仮条件価格を上限・下限の幅のない“一本値”にする強気の姿勢をみせていますが、上場後の株価に悪い影響を与える可能性は否定できないでしょう。また、同社はモバイル通信部門の人員を4割削減し、成長事業に配置転換する計画を発表していますが、ネットワークの安定性への信頼を回復させなければならない状況となった今、果たして大幅な人員削減を行ってよいのかというのは、議論を呼ぶところでしょう。一方、人員を残すことになれば、それだけ固定費がかさむことになるので、競争力が削がれるので、難しい判断となるでしょう」

 ソフトバンクとしては、頭の痛い問題を抱えてしまったようだ。
(構成=編集部)

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