「残業は2時間まで、働くのは19時までが限界」

――「『ホワイト企業』だと思う条件」についてはいかがでしょうか。

武井 トップ3は「有給休暇を取りやすい風土がある」「福利厚生が充実している」「離職率が低い」です。「働きやすく、長く続けられるか」という点に注目しているのでしょう。しかしながら、ブラック企業を警戒する一方で「ホワイト企業だから入りたいというのは特にない」という声もあり、やはり、まずはブラック企業を回避するほうが優先度が高いようです。

――今の就活生は企業に何を求めていますか。

武井 今年1月に発表した「キャリタス就活 2020 学生モニター調査結果」によると、「就職先企業を選ぶ際に重視する点」の1位が「将来性がある」で、2位が「給与・待遇が良い」。これは前年、前々年の調査結果と同じですが、ともにポイントが増加しています。「給与・待遇が良い」はこの2年で8.2ポイント上昇しており、「将来性がある」は9年連続で1位となりました。

――社会人になった後は、どんな生活を望んでいるのでしょうか。

武井 男女ともに新たなスキルを吸収することに貪欲で、仕事には一生懸命取り組みますが、それだけではつまらないと考えているのではないでしょうか。プライベートの時間も充実させたいということで、ワーク・ライフ・バランスを大切にする傾向が強まっています。

 残業にしても「2時間までで、19時ぐらいまで働くのが限界」という声もあります。今の就活生は大手志向で「会社は9~17時が定時」と思っている人も多いようです。もちろん、定時は会社によって違いますが、残業は2時間までで19時まで働いて、20時くらいには家に帰ってごはんを食べて……という感じでシミュレーションしている人が多い印象です。
(構成=長井雄一朗/ライター)

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