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道端アンジェリカの夫を凶行に導いたのは「不適切な行為」を写した映像か【沖田臥竜コラム】

文=沖田臥竜/作家
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容疑者逮捕を受け、渋谷署の前に集まった報道陣

 9月下旬、筆者のもとに一本の電話が入った。それは道端アンジェリカの夫が恐喝容疑で逮捕されるようだ、というものだった。モデル、タレントとして活躍する人物の夫が逮捕されるということで、インパクトのある話題ではある。だが、夫はあくまで一般人。本来であれば、そこまでの騒ぎになる事件ではないはずだった。しかし、恐喝事件の原因に、道端アンジェリカが関係してしまっていたとしたら、話は別だろう。

 筆者にそうした情報が寄せられた時点で、すでにテレビ局2社が取材を進めていることがわかった。それを追うかたちで、複数の週刊誌も動き出していた。そうしたなかで、筆者も某所からの依頼を受けて独自取材を開始。関係者らに話を聞いていくことになった。そこから得られた情報は、以下のようなものである。

「ことの発端は、夫が経営する代官山の会員制バーで、恐喝されることになった被害者とアンジェリカが酒を飲み、良い感じになってしまったのが原因のようだ。それに勘付いた旦那が、店内に設置していた防犯カメラの映像を洗い出し、2人の様子を確認してしまったために激怒。被害者の職場に乗り込むことになったらしい。その話し合いの席にアンジェリカも同席していたと聞いている」(関係者)

 この関係者が言うには、断定はできないが、被害者の男性はアンジェリカの元カレかそれに近い存在であったようだ。

「そもそもバーの正式オープンはまだだったようで、当時は親しい知人たちだけの来店を想定していた。そのため店内は、ほかに客などが来る心配のない空間になっていたのではないか。密室だからこそ、アンジェリカは不適切な行動をとった可能性が高い。また、撮影用などには使っていたという話もあるので、飲食などはできる状態だったと思われる」(同)

 ところが、店内の様子は防犯カメラが一部始終を記録できる状態だったため、アンジェリカと被害者男性との密室内での出来事がしっかりと記録され、その後の男女間のもつれへと発展していったのではないかと、この関係者は指摘する。

 そして今月3日、「お前の家族をめちゃくちゃにしてやる」などと男性を脅し、35万円を振り込ませた疑いがあるとして、アンジェリカの夫であるキム・ジョンヒ容疑者が警視庁に逮捕されるのである。

 上記の関係者の証言を裏付けるように、5日にはアンジェリカ自身、所属する事務所の公式ホームページで、事件についての謝罪文を掲載した。そこには、キム容疑者が男性に対して脅すような口調で責め立てている現場に居合わせたことを認めた上で、「私が知人の男性と身体を密着させ飲酒していたことを夫が疑い、そのことで夫がお相手の方を責めた結果、なされたものでした」と記したのであった。

 社会的に見れば、キム容疑者の行いは、決して許されることではない。だが、そもそもきっかけが、アンジェリカの軽率な行動にあるのだとしたら、キム容疑者が激怒したという心情を理解できるという人は少なからずいるかもしれない。事実関係は今後明らかになっていくはずだが、事件にかかわった3人誰もが傷ついたことを考えれば、男女間のもつれが生んだ悲劇といえるだろう。

(文=沖田臥竜/作家)

●沖田臥竜(おきた・がりょう)
2014年、アウトローだった自らの経験をもとに物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。以降、テレビ、雑誌などで、山口組関連や反社会的勢力が関係したニュースなどのコメンテーターとして解説することも多い。著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。最新刊は、元山口組顧問弁護士・山之内幸夫氏との共著『山口組の「光と影」』(サイゾー)。

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