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アメフト部だけじゃない…なぜ慶應大生による事件は相次ぐのか?

文=編集部
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慶應義塾公式サイトより

 慶應義塾大学のアメリカンフットボール部「慶応ユニコーンズ」が10月15日、無期限活動自粛を発表した。詳細は明かされていないものの、相次ぐ慶大関連の不祥事にあきれ声が溢れ返っている。

 アメフト部公式サイトでは、活動自粛について「部内において複数の部員による著しく不適切な行為があったことが認められたため」と言及。再発防止ならびに部の再生に全力を尽くすとしているが、一方で「本件につきましては、教育的観点およびプライバシー保護の観点から、詳細は公表いたしかねますが何卒ご理解いただければ幸いです」と説明している。

 ネット上では慶大の対応に批判が寄せられており、「仮に犯罪にかかわるような内容なら、詳細を公表するべき」「プライバシー保護を言い訳にして、みっともない行為を発表したくないだけじゃないか?」「無期限の活動自粛は、廃部の次に重いといった印象がある。それだけの迷惑行為だとすれば、きっちり謝罪すべき」といった声が上がっている。ほかにも「また慶大か。真面目に勉強して入学した学生が本当に可哀想」「相変わらず加害者への処分が甘い。慶大では被害に遭っても助けてくれなさそう」と、厳しい意見が並んだ。

 活動自粛との因果関係は不明だが、アメフト部については複数の男子部員による盗撮行為が報じられている。「スポニチアネックス」によると、今年8月の夏合宿で女子風呂が盗撮され、被害者の人数が2桁に上るほど悪質だったという。

 慶大にまつわる不祥事は歯止めがきかず、特に女性に対する暴行報道が相次いでいる。2016年には「ミス慶應コンテスト」運営団体(当時)の広告学研究会メンバーによる、集団暴行事件が発覚。また18年には「ミスター慶應コンテスト」出場経験を持つ慶大生らが、暴行などの容疑で計5度も逮捕される事態に発展した。その後、学生らは不起訴となり、処分の甘さに対する批判が続出した。

 前述の暴行と時期を同じくして、18年10月には慶大生が痴漢と電車を遅延させる行為により逮捕される事件があった。詳細を報じた「日刊ゲンダイDIGITAL」によると、同年6月に慶大生は痴漢行為を被害者女性に咎められて一旦は下車。隙をつきホームから線路に飛び降りて逃走したものの、防犯カメラに姿が記録されていたことから4カ月後の逮捕に至った。

 暴行以外の不祥事では、18年9月に慶大生ラッパー・Amaterasが大麻取締法違反で逮捕されたことも話題になった。

 慶大は犯罪、特に性犯罪が多く、さらに処分が甘いという印象が世間に広まりつつある。大学側が毅然とした態度で対処しない限り、汚名は返上できず、さらに今後も在学生による不祥事が続く恐れがある。

(文=編集部)

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