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六代目山口組・髙山若頭がついに出所! 圧倒的存在感を放ちつつ、まず向かった先は……

文=沖田臥竜/作家
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品川駅のベンチに腰を下ろす髙山若頭

 10月18日、ついに六代目山口組・髙山清司若頭が府中刑務所より社会へと復帰を果たした。

 午前6時50分過ぎ、出所した髙山若頭を乗せた黒のアルファードは品川駅へと到着。待ち構えていた報道陣のシャッター音がいっせいに鳴り響き、テレビカメラが回った。

 品川駅で髙山若頭を出迎えたのは、六代目山口組若頭補佐の藤井英治・五代目国粋会会長と同じく若頭補佐の高木康男・六代目清水一家総長。髙山若頭が乗っていた車からは、三代目弘道会・竹内照明会長が降り立ち、3人の最高幹部に囲まれるような形で、髙山若頭が悠然と歩みを進め、駅構内へと入っていった。

 その雰囲気には、殺伐とした空気はいっさい感じられなかった。駅のホームでベンチに腰掛ける髙山若頭からの姿からも、六代目山口組が分裂して緊迫状態にあるような雰囲気はなかったのだ。あるのは、圧倒的な存在感。ただ髙山若頭がそこにいるだけで、周りの空気を一変させてしまう存在感であり、それは筆者が現役時代に公用の場で肌で感じたものとまったく同じであった。

 その後、髙山若頭は、新幹線で名古屋駅へと向かい、そこから名古屋市内にある三代目弘道会系佐々木一家事務所へと入り、六代目山口組・司忍組長との対面を果たしている。司組長の第一声は「元気だったか?」だという。

 佐々木一家とは、初代弘道会傘下から五代目山口組の直参へと昇格を果たした菱心会が前身あり、さらにそれ以前の佐々木組は、髙山若頭が渡世入りを果たした由緒ある組織となる。

 「そうした歴史と縁のある場所で、司組長と髙山若頭が対面を果たしたのだ。感慨深いものが感じられる。この両頭が揃ったことは、六代目山口組分裂騒動にとって、大きなターニングポイントとなるのは間違いないだろう」(事情通)

 この関係者が話すように、髙山若頭の出所が分裂騒動の分岐点になる可能性は非常に高いといえる。

 今回、髙山若頭の出所の取材のため、筆者も品川駅に赴いている。先日、神戸市で起きた射殺事件の容疑者がマスコミを騙っていたと言われたことから、髙山若頭の出所の際は報道関係者らに対して、警察による身元検査のようなことが行われるのではないかとも噂になっていた。そして、確かにそうしたことはあった。だが実際、髙山若頭が品川駅に姿を表すと、周囲の緊張感は一気に払拭され、冒頭でも触れたようにそこにあるのは、すべての空気を掻き消すような、髙山若頭の圧倒的な存在感であったのだ。

 六代目山口組の分裂騒動はどのような変貌を迎えるのか。髙山若頭の言動とともに山口組の動向に注目が集まることになる。

(文=沖田臥竜/作家)

沖田臥竜/作家

沖田臥竜/作家

作家。2014年、アウトローだった自らの経験をもとに物書きとして活動を始め、小説やノンフィクションなど多数の作品を発表。小説『ムショぼけ』(小学館)や小説『インフォーマ』(サイゾー文芸部)はドラマ化もされ話題に。最新刊は『インフォーマ2 ヒット・アンド・アウェイ』(同)。調査やコンサルティングを行う企業の経営者の顔を持つ。

Twitter:@pinlkiai

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