
大手ハンバーガーチェーン、モスバーガーを運営するモスフードサービスは2019年11月8日、19年4~9月期の連結決算で最終損益が4億200万円の黒字となり、前年同期1億1000万円の赤字から回復したことを発表している。
18年に食中毒問題を起こして以降、モスバーガーは売り上げの落ち込みが伝えられていた。しかし、19年7月からラインナップに加えた2種類のタピオカドリンクや、同年9月に新たな期間限定メニューとして売り出した「海老天七味マヨ」が好評を博したことなどにより、業績を回復させるに至ったようだ。
かつての人気を取り戻しつつあるモスバーガーには、ここでしか食べられないという魅力的なメニューも少なくない。そこで今回は、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が「この冬、買うべきモスバーガーの商品」と題して、おすすめ商品を5つチョイスした。
とびきりベーコン&チーズ~北海道産ゴーダチーズ使用~/538円(税別、以下同)
最初に紹介するのは、19年11月28日に発売された「とびきりベーコン&チーズ~北海道産ゴーダチーズ使用~」。日本発のハンバーガーチェーンであるモスバーガーだからこそつくれるメニューを開発・発売することを目指した“MOS JAPAN PRIDE”シリーズの第2弾商品だ。
このメニューの開発にあたっては、日本料理店「分とく山」の総料理長であり、和食界でも巨匠として知られている野﨑洋光氏に助言を求めたという。国産肉を100%使用したハンバーグと、和食の黄身酢をイメージしたという特製マスタードソースが絶妙にマッチするよう、繊細なバランス調整を行ったそうだ。
さらに、国産の桜100%のチップで燻製されたベーコンや、醬油ベースの和風ソースも加えられているため、日本人の味覚にぴったり合う仕上がりのバーガーとなっている。“とびきりのご褒美”をテーマにつくられたというこの商品を、自分へのプレゼント感覚で一度味わってみてほしい。
モスチーズバーガー/371円
ベーシックなメニューのクオリティが高いところも、モスバーガーの魅力のひとつだ。たとえば、ノーマルの「モスバーガー」(343円)にチーズを乗せただけとも思える「モスチーズバーガー」だが、これが意外にも人気で高評価を得ている。
鶏ガラと豚骨のスープをベースに、炒め玉ねぎや赤ワインなどを加えた特製ミートソースはコク深い味わい。これに、モス特有のまったり感のあるチーズの風味が合わさったときのバランスを、多くの人はベストだと感じているようだ。
オーソドックスなバーガーだが、一度口にすれば、その濃厚な風味の虜になること間違いなし。この冬、モスチーズバーガーにハマってみてはいかがだろうか。