仙台上空に未確認飛行物体、宮城県警や自衛隊が調査…実態や発生元が不明で謎深まるの画像1
仙台市天文台公式インスタグラムより

 宮城県仙台市の上空で17日の早朝、丸い形をした物体が浮かんでいるとの目撃情報が多数寄せられ、Twitter上でその正体をめぐり話題になっている。当サイトが各方面に取材をしても実態は不明だ。同日正午現在、「仙台上空」「未確認飛行物体」がトレンド入りしている。

 物体は白い気球上で、十字型の構造物を下に吊るしている状態で浮かんでいる。仙台市天文台は同日午前6時前、公式インスタグラムにこの物体の写真を公開した。以下引用する。

 Twitter上ではこの物体の写真投稿が続出している。また、この物体がなんなのかについても、以下のようにさまざまな議論が交わされている。

「仙台上空に見える白い丸い物体の先についているのは、UAVという無人航空機(unmanned aerial vehicle)なのでは?ネット上で以下のような画像を見つけました。プロペラが回転して進行方向を決められる。何らかの観測中で、終了後は切り離して機体だけ戻れるもの」(原文ママ、以下同)

「仙台上空に未確認飛行物体とトレンドにあったから見たら南極でエアロゾル観測した時のものと同じような気がする」

「仙台上空の未確認飛行物体がProject Loon(移動体通信システム)の気球説が出てるけど、調べてみたらやっぱり全然違いますね」

自衛隊「観測バルーンの係留が切れて流れたきたのでは?」

 複数の報道によると、物体が何かについて、自治体や国も把握していないとみられ、宮城県警や陸上自衛隊仙台駐屯地なども調査に乗り出している。地元陸上自衛隊関係者によると、「想像以上に高度が高い。確認しているが、気球状の物体に所属を示すものは見つかっていない。例えば観測用のバルーンは地上に係留している限り『気球』と定義はされないので、申請が必要とされないケースもある。どこからか係留型の観測バルーンが流されてきたのではないかと」としている。

空港管制官「届け出はない」

 航空法では、地上に係留していない観測バルーンは「気球」とみなされ、同法第99条の2、第209条の3、第209条の4で、事前申請や運航方法などが規定されている。特に都市部や空港などの周辺には、航空機との衝突や事故を回避するために設定されている「進入管制区」「特別管制区」がある。物体は、仙台平野と仙台湾をカバーしている「進入管制区」の上空にあるとみられる。どこのかの研究機関から事前の飛行申請はあったのか。

 申請や許認可を担当する国土交通省仙台空港事務所に聞いたところ、同事務所航空管制運航情報官は「観測気球の届け出はありません。これがどこから流れてきたものかも不明です」と困惑したように話した。

 仮にこれが「気球」だったのなら、航空管制運行情報官に事前申請や許認可の届け出がなかった時点で、この物体は航空法違反の可能性が高い。気流で流されてこのままどこかに飛び去るのか、地上に降着するのか。謎は深まるばかりだ。

(文=編集部)

 

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