ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
『Minecraft Dungeons(マインクラフト ダンジョンズ)』がとにかく面白い。PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One、PC、Xbox Game Pass向けに発売されたアクションアドベンチャーなのだが、これが一度遊び始めるとやめ時を失うほど遊び続けてしまう。筆者はいまレベル120を超えたあたりなのだが、知人は300を超えていたりもして、とにかく延々と遊んでしまう魅力を持っている。

『Minecraft(マインクラフト)』(以下『マイクラ』)といえば、2020年5月現在の累計販売本数は2億本、毎月1億2600万人ものプレイヤーが遊んでいるメガヒットゲームだ。「デジタル積み木」ともいわれており、小学校の教育現場でも使われるほどの広がりを見せている。本作はタイトルに『~ダンジョンズ』とついているとおり、元の『マインクラフト』とはまったく違うゲーム性となっており、その内容も「教育現場で」なんていうエデュケーションな要素はなく、むしろそれに逆らうかのように“ゲーム”となっている。

マニア向けだった“ハクスラ”が誰でも遊べるようになった
ゲームのジャンルをもう少し細かく説明すると“ハック&スラッシュ(ハクスラ)”と呼ばれるもので、ダンジョンを進みつつ敵を倒し、武器や防具などのアイテムを見つけていく……というもの。キャラクターは『マイクラ』のままで、ただひたすら敵を倒していけばいいゲームだ。そこまでシビアに指先の操作を求められるものではなく、アクションゲームといっても比較的気楽に楽しむことができるので、老若男女問わず楽しめるものになっている。
どちらかというとマニアックなジャンルといわれているハクスラだが、『マインクラフト』という冠の元で要素や操作を簡略化して遊びやすくしたおかげで、多くのゲームファンに遊んでもらえて、ジャンルそのものの認知度も上がった。この功績は大きい。

このゲームの何がそんなに面白いのか? それは、潜る(ダンジョンに冒険しにいくことを“潜る”という)たびに新しいアイテムを見つけられるかもしれない、という期待に胸を膨らませてしまうワクワク感にある。
「まだ見つけていないレアなアイテムを、今度潜ったら見つけることができるかもしれない」
そんな思いで、つい何度も潜ってしまう。ボスを倒したときに放出されるアイテムやダンジョンクリア後に報酬としてもらえるアイテム、宝箱を開けたときに出てくるアイテムなど、レア以上の珍しい武器や防具などが出てくる可能性がある。開けるときのドキドキはホントたまらないし、そこでお目当てのものが出てきたときの嬉しさは、どうたとえたらいいのだろう。