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2021.05.03 18:00
埼玉県行田市の有名ゲームセンターに聞く「コロナ禍のゲーセン経営」【前編】
設置台数世界一の“ギネスゲーセン店”が語る「コロナ禍」…緊急事態宣言と除菌のお値段

コロナ禍における飲食店が苦境に立たされていることは、多くのメディアが報じている通りだ。しかし、新型コロナウイルスの流行によってダメージを受けているのは、飲食業界だけではない。同じく深刻な影響を被っている業界として挙げられるのが、ゲームセンターなどのアミューズメント業界だ。1月には東京でも、老舗ゲームセンターとして知られた「シルクハット池袋」(旧名・GAMEサントロペ池袋/東京都豊島区)や「GAME SPOT21新宿西口」(東京都新宿区)などが閉店し、多くのファンたちに悲しみを与えることとなった。
ライブハウスやパチンコ店と並び、ゲームセンターは感染リスクが高い場所だと考えられており、2020年11月にはなんと、ゲーム業界大手セガサミーホールディングスが、ゲームセンター運営事業を売却、ゲームセンター事業からの事実上の撤退を行うなど、暗い話題が続いている。
こうしたなか、ゲームセンターはどのような形で生き残りを図ろうとしているのか? 現状を聞くため、クレーンゲームに特化しファンの間では有名なゲームセンター「エブリデイ 行田店」(埼玉県行田市)を訪れた。同店は、2012年にクレーンゲームの設置台数240台というギネス記録を打ち立てたことでメディアに取り上げられるなど、遠方から訪れる客も多いことで知られる人気店。その店長である五十嵐直也氏と、運営会社である株式会社東洋の広報部統括マネージャーである緑川裕一氏に、コロナ禍におけるゲームセンターの運営について語ってもらった。(取材は2021年1月下旬)
