ファミリーマート、ローソンと並ぶコンビニ御三家のなかでも、業界トップを堅持し続けているセブン-イレブン。
運営会社のセブン-イレブン・ジャパンが公開している2022年2月期の月次営業情報によると、今年5月の既存店売上高は前年同月比101.8%、客数は103.1%と上昇。しかし、昨年5月は前年同月比の既存店売上高は94.4%、客数は83.0%であり、それとの比較ということを考えると、手放しで喜べる状況とはいえないのかもしれない。
そんなセブンは今夏も多くの新作商品やレギュラー商品を販売している。だが、あまり評判の良くない商品もちらほら……。そこで、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は、「夏の買ってはいけないセブンの商品5選」をピックアップ。ぜひ買い物の際に参考にしていただきたい。
冷やしごま豆乳担々麺/496円(税込、以下同)
夏は冷やし麺が多く登場するが、そのなかでも注目を集めている「冷やしごま豆乳担々麺」。セブンでは毎年のように類似の担々麺を発売して人気を集めていたが、ひとつ注意してもらいたい点があるのだ。
実は同商品は従来通りの挽き肉ではなく、大豆ミートが使われているのである。通常の挽き肉は肉々しさがあって食べごたえもあったが、代替肉である大豆ミートに代わったことで、物足りないと感じる方もいるかもしれない。大豆ミートの味などが苦手という方は留意しておくといいだろう。
とはいえ「冷やしごま豆乳担々麺」ならではのまろやかな豆乳と、ピリッとした辛さがマッチした美味しさは健在だったので、大豆ミートを使用しているという前提で購入するならばアリだろう。
とみ田監修 濃厚豚骨魚介 冷しW焼豚つけ麺/594円
「とみ田監修 濃厚豚骨魚介 冷しW焼豚つけ麺」は、有名ラーメン店とのコラボということでファンの期待値も上がっていたようだ。けれど、SNS上の感想を見ると、辛口コメントが多いのである。つけ汁は「とみ田」らしい濃厚スープで、豚骨と魚介の深い味わいを感じることができた。トッピングのチャーシューも厚さはそれほどないものの、しっかりと味付けされており文句のない美味しさに感じる。
しかし、問題は肝心の麺である。麺が太すぎて、まるでうどんのようであると不評の声が上がっているのだ。太麺を使用するつけ麺専門店も少なくないため、そういった専門店のつけ麺に慣れ親しんでいる方であれば気にならないかもしれないが、そもそも普段はあまりラーメン屋に行かないという方が購入すると、違和感を覚えるのだろう。
とはいえ麺が太い分、腹持ちはかなり良いため、太麺のつけ麺に慣れていない方でも、たくさん量を食べたい方にはおすすめできる商品ではある。
セブンプレミアム 蔦/278円
渋谷区に店舗を構える高級ラーメン店「蔦」とコラボしたカップラーメン「セブンプレミアム 蔦」。鶏と魚介の旨味を利かせた芳醇な醤油スープがウリで、黒トリュフとポルチーニが香る特性オイルが添えられているなど、こだわりを感じられるだろう。スーパーで売られているカップラーメンと比べると少々お高めの価格設定だが、満足いくクオリティの味であれば異論はないはずだ。