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アマゾンペイで最大限ポイント稼ぐ術、実質14%還元?

取材・文=清談社
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Amazon Pay

 いまや生活インフラともいえるアマゾン。「ネットでポチる」というワードが示すように、手軽にインターネットで買い物ができるようになったのは、Amazonの功績が大きいといえるだろう。そんなAmazonも独自のPayサービス「Amazon Pay」を運営している。今回はAmazonだけでなく、さまざまなネット通販で利便性が高いアマゾンペイで、いかにお得に買い物をできるかを検証してみよう。

知られざるAmazon Pay

 Amazon Payとは、Amazonアカウントに紐づけて登録した支払い方法で決済ができるサービス。2015年からサービスを開始し、2018年からはコード決済にも対応している。Payブームに乗ってAmazon Payコード決済が使えるサービスや実店舗も徐々に増えつつあったが、残念ながら今年1月31日でコード決済サービスは終了した。

 ただ、それによってAmazon Payが終了するというわけではなく、ECサイトでの利用は引き続き可能だ。Amazon Payの最大のメリットはAmazonはもちろんのこと、他の初めて利用するサイトでもAmazonアカウントで簡単に買い物ができるという点だ。これによって、個別のサイトにいちいち個人情報やカード番号などを記入する手間がなくなるのだ。

 Amazon Payが使えるECサイトは、まんが王国、ふるさとチョイス、ふるなび、三越伊勢丹オンラインストア、ユナイテッドアローズ、adidas online shop、出前館など非常に多いので、予想以上に汎用性は高い。

アマギフのチャージで最大2.5%還元

 Amazon Payに登録できる決済方法は、Amazonギフト券(アマギフ)とクレジットカードだ。そこで、Amazonの買い物でより多くのポイントを獲得する方法をそれぞれ紹介していこう。

 アマギフには、紙の商品券タイプや、メールなどで送れるEメールタイプなど、さまざまな形態があるが、お得なポイント還元があるのは現金やクレジットカードからチャージするタイプだ。

 チャージ金額に応じて還元率が異なり、アマゾンプライム会員ならさらに0.5%上乗せされる。1回のチャージ金額が5000円〜2万円未満の場合は通常会員0.5%、プライム会員であれば1%。2〜4万円未満では通常1%、プライム1.5%。4〜9万円未満では通常1.5%、プライム2%。9万円以上では通常2%、プライム会員だとなんと2.5%のポイント還元となる。

 日常的な買い物で9万円以上を消費するのはなかなか時間がかかるが、もしAmazonで高額商品を買う予定のある人は、現金からチャージする手間をかけるだけで、かなりお得になるのだ。また、現金ではなくクレジットカードでチャージする場合、エントリーを行えばチャージ金額5000円ごとに0.5%が付与される。ただし、これはプライム会員限定のサービスなので、通常会員ではクレジットカードからのチャージにはポイント還元は付与されない。

 さらにアマギフをAmazon Payに登録し決済を行うと、金額に応じて0.5%が還元される。これを試算してみると、プライム会員となって9万円を現金でチャージ、同額の買い物をAmazon Payで行うと合計3%の還元となり、2700ポイントも戻ってくることになる。ただし、アマギフをAmazon Payで使えるようになったのは2020年6月からということもあり、Amazon以外では利用できないサイトも中にはあるので、事前によく調べてからアマギフを利用してほしい。

Amazonで利用すれば高還元のクレカ

 Amazon Payに登録できる決済手段のもうひとつはクレジットカードだ。ただ、前述のとおり、プライム会員でクレジットカードからアマギフのチャージを経由すればAmazonポイントが還元されるが、それ以外では登録しているクレジットカード会社のポイントが貯まるのみなので、Amazonでのお得度はクレジットカードのポイントサービスに依拠する。

 とはいえ、Amazonの利用で多くのポイントが貯まるサービスを行っているカード会社もあるため、それらを有効活用していくという戦略が求められるのだ。

 では、Amazon Payの利用におすすめのクレジットカードを紹介していこう。

 まず、おすすめするのはJCB CARD Wだ。39歳以下限定のカードなので、年齢制限がひとつハードルとなってしまうが、対象年齢の人なら大きな選択肢となる。このカードをAmazonで利用すれば、通常1000円で1ポイントのところ、4倍の4ポイントが貯まる。貯まるのはJCB独自のサービスである「Oki Dokiポイント」であるが、1ポイント3.5円としてAmazonにて利用が可能。仮にAmazonで1万円分の買い物をした場合、40ポイントが還元され、140円分として利用できるので、実質14%還元といえるのだ。

 ちなみに1月31日まではAmazonでの利用金額の20%キャッシュバックキャンペーンが行われており、さらに還元率が高かった。Amazonとの親和性を高めているJCB CARD Wは今後もAmazonユーザーに有利なキャンペーンを開催する可能性もあるので、持っていて損はないだろう。

 また、Orico Card THE POINTではオリコモール経由でAmazonを利用すれば基本還元率1%のところ、1%加算されて計2%が還元される。ちなみに、入会後半年は基本還元率が2%になるボーナスが付与されるので、その期間中は還元率が3%にアップする。貯めたポイントは500ポイントからアマギフなどに交換が可能だ。

 Amazonの公式カードでもあるAmazon Mastercardも見逃せない。昨年11月からリニューアルされ、以前よりも若干還元率は下がったが、やはり還元率は高めだ。Amazonでの買い物はプライム会員であれば2%、通常会員であれば1.5%が還元される。ちなみに、前述のクレジットカードからアマギフにチャージする場合なら、Amazon Mastercardを利用すれば、金額に応じて別途Amazonポイントが還元される。Amazonポイントを効率的に貯めたい人にとってはうってつけだろう。

 他にもAmazonで利用すればお得なのがdカードだ。dカード契約者のみが利用できるサイト「dカードポイントモール」を経由すれば、dポイントの還元率を1.5%以上に増やすことができる。ただ、商品によって加算される還元率は異なり、1月であれば服やシューズなどファッションカテゴリーにおいて4%の加算がされていた。各カテゴリーのポイント倍率は毎月変更するため、随時チェックしなければならないという手間がかかるが、運良く欲しい商品の倍率が高ければ狙い目となる。

 ちなみに、Amazon Payではなく、d払いで決済することによって最大4%の還元が受けられるケースもある。それが毎月開催されている「毎週おトクなd曜日」だ。こちらにエントリーすると、毎週金・土曜日にd払い決済で還元率が最大4%になる。この対象ECサイトにAmazonも含まれているのだ。dカードユーザーは、商品カテゴリーや曜日によって還元率が変わってくるキャンペーンが多いので、Amazon利用時にはよく比較検討してみよう。

 今回はAmazon Payを軸に、Amazonでお得になる方法を解説してきた。利用回数が多いサイトだからこそ、自分にとってお得な決済を見つけたい。

清談社

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せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。
株式会社清談社

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