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アメトーーク!で話題の渋谷「兆楽」感動の実食レポ…200%堪能できる裏技?

取材・文=文月/A4studio
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渋谷の町中華「兆楽」の「ルースー焼きそば」

 東京・渋谷で2店舗を営業し、半世紀以上にわたって愛され続けてきた中華料理屋の「兆楽」。昭和の時代から人々のお腹を満たしてきた同店は、町中華ファンはもちろんのこと、ファンだと公言する芸能人も少なくない。特に渋谷センター街の宇田川交番のすぐ横にある「兆楽 宇田川店」は、近くに吉本興業の「ヨシモト∞ホール」があることから吉本芸人が頻繁に通う憩いの場となっているのだ。

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古き良き中華料理屋の様相を呈している兆楽

 そんな兆楽だが、今夜(13日)23時25分放送のテレビ朝日系列のバラエティ番組『アメトーーク!』において「兆楽大好き芸人」として特集されることに。“兆楽あるある”“名物料理のレポート”など「兆楽」を愛してやまない芸人たちによるトークが繰り広げられるとのこと。

 ちなみに本特集は、9月29日の同番組内の企画「芸人持ち込み企画プレゼン大会」でお笑いコンビ「オズワルド」が提案して実現したものだ。この放送内で芸人たちが提案した企画は、視聴者からのインターネット投票によって実現可能かどうかが決まるのだが、「兆楽大好き芸人」は投票を待たず、プレゼンからわずか2週間ほどでオンエアまで行き着いた。それだけ制作側の心を掴んだ企画だったのだろう。

 そこで今回は「兆楽 宇田川店」に訪れて、現地レポート。店舗の風景、名物メニューの紹介を写真とともにお届けしていく。

渋谷センター街のど真ん中に堂々と佇む

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宇田川店は交番の目の前に!

 JR渋谷駅ハチ公口から渋谷センター街を通って徒歩6分ほどの場所に位置する「兆楽 宇田川店」。写真のとおり、宇田川交番の本当にすぐ横にあることがおわかりだろう。なおもう1店舗の「兆楽 道玄坂店」は同じくJR渋谷駅ハチ公口から道玄坂のほうに歩いて2分のところにある。

 開店時間となる午前11時になり入店。店内はカウンター席に、2つのテーブル席があり、今回は店員さんにカウンター席へと案内された。厨房では料理人が3人態勢で仕込みを進めており、その眼差しは真剣そのもの。

 カウンターに案内されるや否や、さっそく店員さんに注文を聞かれることに。そこで、1番人気だと聞いていた「ルースーチャーハン」(850円、税込、以下同)を頼もうとしたが、オズワルドの畠中がおすすめする「ルースー焼きそばセット」(1000円)に惹かれ、そちらを注文。また「餃子(6ヶ)」(240円)も追加で頼んでおいた。

 ちなみに「ルースー」とは、炒めたたけのこ、肉をあんかけにしたもののことを指す。なので、「ルースーチャーハン」は、普通のチャーハンの上にこのルースーがかけられた料理となっている。そして、「ルースー焼きそば(単品)」(820円)ではルースーにピーマンが加えられているとのこと。少し贅沢な仕様になっているのだ。

 とはいえ、「無難に『兆楽』の一番人気を頼めばおけば外れがないのに」と思う方も多いだろう。しかし、このセットメニューにはある裏技が隠されているのだった……。

注文から提供まで早すぎ!

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店内の壁には大量のメニューが……

 メニューが到着するまでの間、店内を見渡してみると、開店から5分もしていないにもかかわらず席の半分が客で埋まっていた。また続々と入店する客をテキパキと誘導し、注文を伺う店員の姿も印象的であり、昼のピーク時に向けて、回転率を上げようとしているのがわかる。かといって、急かしている印象はまったくなく、年季の入った建物の質感とあいまって、自然と居心地よく過ごせた。

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具材がネギだけシンプルな中華スープ

「はい! スープです!」

 店員さんにそう言われ、セットのスープが到着。どうやら料理は出来上がり次第、順番に運ばれるようだ。具材がネギのみというシンプルな中華スープとなっており、鶏ガラの良い香りが鼻腔をくすぐる。飲んでみると、その熱さにびっくりするものの、しっかりと旨味を堪能できる仕上がりとなっており美味。これから届く料理に期待が高まる。

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固焼きそばにたっぷりのルースーがかけられた逸品!

 次に届いたのは「ルースー焼きそば」だ。しっかりと焼き上げた固焼きそばにピーマン入りのルースーをたっぷりとかけている本品。実食してみると、焼き目の入ったカリカリの麺にルースーのとろっとしたあんが絶妙にマッチ。その食感と味わいがクセになり、どんどん箸が進んだ。からしも添えられているので、味変しながら食べられることも魅力である。

 そして驚くのは提供までの速さ。なんと注文してから5~6分ほどしか経過していないのである。厨房の料理人は「チャーハン担当」「焼き物担当」などと役割分担で動いているらしいので、このスピードを維持できているという。こうした早い提供スピードも忙しい芸能人からすると嬉しいポイントなんだとか。

半チャーハンにルースーをかけて……

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さっぱりとした味付けの「半チャーハン」

 続いて、届いたのは「半チャーハン」。ネギ、チャーシュー、卵で丁寧に炒められており、お茶碗一杯強の量が盛られている。実食すると、薄味ながらも、脂のコクが効いた味付けとなっており、食べやすくい、かつしっかりと美味しさを感じられる調理加減だ。そして、レンゲで簡単に崩れるぐらいお米のパラパラ加減も抜群であったこともポイントだ。

 これだけでも十分に美味しいチャーハンなのだが、一工夫するだけでさらに美味しさが倍増する。

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ルースーをかけて「ルースーチャーハン」へと進化!

 それが「ルースー焼きそば」にかけられていたルースーを半チャーハンにかけるというものだ。こうするだけで半チャーハンが「ルースーチャーハン」へと早変わり! 最初にセットメニューを頼んだ意図は、「ルースーチャーハン」も「ルースー焼きそば」のどちらも楽しみたいという狙いがあったからである。これはオズワルド・畠中おすすめの食べ方らしく、ぜひ試してみたかった。

 ルースーの甘いたれとチャーハンの組み合わせは格別。チャーハンに肉々しさとコリコリとした食感がプラスされるので味わいの変化を楽しめるのも利点だ。あんかけのおかげで食欲が刺激され、あっという間に平らげてしまった。

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焼き目はパリッと! 肉汁が溢れる絶品餃子

 最後には「餃子(6ヶ)」が到着した。すでにセットメニューを食べ始めていたので、そこまで空腹ではなかったのだが、きつね色の焼き目がこんがりと付いた餃子を見て、食欲をそそられた。酢醬油を作ってたまらず食べてみると、パリッと弾ける皮の中からは零れ落ちるほど肉汁が飛び出て非常にジューシー。焼き目が付いていないほうの皮はモチモチであり、食感の違いも味わえる。ぜひビールと一緒に食べたいと切に思う大満足な餃子であった。

 これだけ食べて値段は1240円。この値段でお腹も十分に膨れ、提供スピードも早いほうであったので、吉本芸人がリピートするのも頷けるクオリティだと感じた。昔ながらの町中華の光景が現代でも存続しているという文化的な面でも行く価値のある店だろう。

 今回紹介した以外にも「兆楽」には絶品メニューがまだまだ存在する。足しげく通って、少しずつ開拓していくのも面白いかもしれない。渋谷で美味しい町中華を楽しみたい方はぜひ「兆楽」に足を運んでみてはいかがだろうか。

(取材・文=文月/A4studio)

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A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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