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前川修満「会計士に隠しごとはできない」

ディズニーR、連続大幅値上げの裏で負債激減…体験価値向上のため5千億投資の大博打

文=前川修満/公認会計士・税理士、アスト税理士法人代表

まとめ

 今後のオリエンタルランドの大掛かりな投資計画は、同社の命運を左右する重要なものです。これらの投資活動が顧客に支持されるならば、同社はますます富み栄えるでしょう。しかし、もしそれが顧客に支持されないものであれば、3年連続で値上げをしたことの怨嗟のみを買うことになり、同社は凋落します。そういう点からも、同社はその経営上、重大局面を迎えたといえます。

 この先、TDRはどのように変貌してゆくのでしょうか。その運営母体であるオリエンタルランドの経営と合わせて、大いに注目されます。
(文=前川修満/公認会計士・税理士、アスト税理士法人代表)

前川修満/公認会計士・税理士、アスト税理士法人代表

前川修満/公認会計士・税理士、アスト税理士法人代表

1960年石川県金沢市生まれ。同志社大学商学部卒業。公認会計士・税理士・日本証券アナリスト協会検定会員。澁谷工業株式会社、KPMG港監査法人(現・あずさ監査法人)を経て、1992年に公認会計士・前川修満事務所を開業。2006年にはアスト税理士法人を設立し、代表社員に就任。これまで、数多くの経営者や会社員に、セミナーや書籍を通じて決算書の読み方を解説してきた。決算書を通して企業の「裏の顔」を見つけ出す方法とその面白さを知ってもらいたい、との思いから2015年に『会計士は見た!』(文藝春秋)を執筆。『やっぱり会計士は見た!―本当に優良な会社を見抜く方法』は、決算書から「裏の顔」を見出す手法をいかし、優良な会社をいかに見抜くか、さらにそこから日本企業が今後何をすべきか、という視点で著した。

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