真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.04 16:19

マカヒキ惨敗で金子オーナーも「分からない」と呆然。日本競馬が「欧州制圧」を成し遂げるためには「凱旋門賞偏重」を捨てるべきなのか
文=利坊

2日にフランスで開かれた凱旋門賞(G1)に出走したマカヒキだったが、最後の直線では日本で見せるような末脚を発揮することなく、14着に惨敗した。ハイレベルと言われる3歳世代の頂点として出走した世界一の舞台だったが、結果を残すことはできなかった。
2歳からの戦績、ダービーでの勝利、そしてその脚質や見た目など、かつて同じく凱旋門賞に挑戦したディープインパクトと似通った部分が非常に多いマカヒキ。今回の挑戦で、ディープインパクトが苦杯をなめた2006年を思い出した人も多く、ディープインパクトの「後継者」としてその姿を重ねたファンも多かったことだろう。
そしてそれは、この父子両方の馬主でもあり、今回の凱旋門賞挑戦を決定した金子真人オーナーが誰よりも感じていたに違いない。
ディープインパクトでの「経験」を活かし、マカヒキは3歳、かつ前哨戦であるニエル賞をステップに本番に臨んだ。ニエル賞では格下相手とはいえ、初の海外のレースで堂々と勝利を飾った。ファンと同じ、いやそれ以上の期待をかけていたのは想像に難くない。
しかし、欧州の壁はやはり厚かった。舞台の難しさや馬場、「アウェーの洗礼」など様々な要因もあるのだろうが、今回ばかりは欧州トップホースのレベルの高さ、トップ騎手の実力に屈した形と言えるのではないか。実際にこれまで2着に入った日本馬も数頭いる事実から見れば、マカヒキはまだ力不足だったと考えることもできるだろう。
PICK UP
Ranking
5:30更新今村聖奈「クレーム騒ぎ」であわや取材拒否!?先輩騎手が助け舟の裏事情
【関屋記念(G3)予想】ダノンザキッド、スカイグルーヴは切り!新潟平坦コース向きの穴馬を発見!
JRA元クラシック候補が不可解な動き? C.デムーロが絶賛した逸材が関屋記念へ! 28年ぶりVにオールドファン大歓喜【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- 無情の「G1乗り替わり」から4年…“元”エリート騎手が出会った大物2歳牝馬
- 初登場で重賞ゲット「武豊フィーバー」に新潟が沸いたエイシンガイモンの記憶
- 【小倉記念(G3)予想】良血ジェラルディーナと3歳馬ピースオブエイトは切り!持ち時計のある小倉巧者に注目!
- JRA今村聖奈の36万馬券も超簡単!? 関屋記念に2003年以降「19年連続」の法則
- 元クラシック候補が武豊とコンビ解消!?不可解な路線変更と名門厩舎の後悔
- JRA日本ダービー(G1)3着アスクビクターモア妹が武豊騎手でデビュー! サイレンススズカ「コンビ」が描く新たな夢
- 失意の5億円馬「連勝街道」で菊花賞へ!? 3馬身圧勝デビューの大器に逆襲の予感
関連記事
【緊急企画】「千載一遇のチャンス」マカヒキが14着大敗……凱旋門賞で「何」があったのか。今年の日本ダービー馬は「本当に弱いのか」徹底検証
2016凱旋門賞特集~馬券の買い方・出走馬・推奨予想・放送予定など総まとめ~
凱旋門賞の枠順決定!試練の「14番」となったマカヒキの「光明」は昨年の勝ち馬!? 「凱旋門賞未勝利」のC.ルメールは世界No.1騎手L.デットーリを超えられるか
「世界的潮流」により変貌を遂げる凱旋門賞。近年の「傾向」が映し出す、マカヒキがもっとも警戒すべきライバルは……
凱旋門賞の記憶~2006年ディープインパクト~ 世紀の名馬の敗退は常に「風邪」が理由だった? 失格の「裏側」にある真実とは