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若者に人気のシェアハウスの化けの皮!実はトラブル続出 宗教団体の信者が集結…

文=舟崎泉美
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「共有のキッチンに置いていた醤油とまな板、包丁がなくなったことがあります」(Aさん)

「冷蔵庫に食べ物を保存する時は名前を書いているのですが、外国人の住人は感覚が違うようで、人の物でもおかまいなしに食べてしまうのです」(Bさん)

 さらに、Bさんはこんな体験を語る。

「一度、住人みんなが激怒したトラブルがありました。バレンタインデーの直前に、女の子が冷蔵庫で大事に保管していたチョコレートを、外国人の住人が食べてしまったのです」

 また、壁の薄いシェアハウスでは、隣室の声が筒抜けになっていることも多いという。

「限られたスペースを細かく区切って部屋を作っているので、すごく狭いし、壁が薄いのです。これは知人の体験ですが、電話で友人と映画の話をしていたら、電話を切った後に隣の人が部屋をノックしてきたそうです。『話し声がうるさかったのかな』とドアを開けると、DVDを持った隣人が立っていて、『その映画、持っているので貸しましょうか?』と言われたそうです」(Bさん)

 親切といえば親切だが、防犯上は不安になってしまうようなエピソードだ。友人などを部屋に泊めること自体は禁止されていないが、会話がすべて聞こえてしまうと思うと、さすがに呼びにくいだろう。また、ただでさえ壁の薄い部屋で楽器を演奏して騒音トラブルが起きたという話もあり、音の問題は多くのシェアハウスで起こっているようだ。

 住人同士の交流もシェアハウスの魅力の一つだが、すべての人がそれを求めているとは限らない。すれ違った時にあいさつをするだけで、それ以上の会話は一切ない、そのあいさつすら返ってこない、という人も少なからず存在するようだ。

 それでも、Bさんは「月に一度はパーティーを開いたり、花見などのイベントをしています。住んでみると、思った以上に居心地がいいです」と語り、Aさんも「メリットとデメリットを天秤にかけた時に、前者のほうが大きかったので、シェアハウスを選びました。今、シェアハウスに住んでいる人はそういう考えなのだと思います」と語る。

 どんなアパートやマンション、一軒家に住んでも、それぞれメリットとデメリットがあり、合う人も合わない人もいるはすだ。日々起きるトラブルを含め、その暮らしを楽しめる人にとっては、シェアハウスは魅力的な物件に違いない。
(文=舟崎泉美)

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